全日本ラリー:新井敏弘、パンクで失速。勝田範彦が新城3連覇で8度目のチャンピオンに

2017年11月6日(月)16時48分 AUTOSPORT web

 JRC全日本ラリー選手権は11月3〜5日、愛知県新城市で2017年シーズンの最終戦となる第9戦新城ラリー2017が行われ、JN6クラスは勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が大会3連覇を達成。8度目のシリーズチャンピオンを獲得した。


 愛知県東部の新城市を中心に行われる新城ラリー。サービスパークが設けられる新城総合公園でSSが行われるほか、セレモニアルスタートが新城地域文化広場で行われるなど、市を挙げて開催をサポートしている。


 イベントは2車線道路を使ったハイスピードステージから森のなかを抜けるテクニカルステージ、新城総合公園内の道路を使ったショートステージをバラエティに富んだSS構成となっており、2017年は全14SS、走行距離は87.4km、リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は333.766kmで争われた。


 チャンピオンを争う勝田と新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)は、競技初日の午前に行われたSS1〜4で1.5秒前後で総合首位の座を奪い合うバトルを展開する。


 しかし、午後に行われた11.123kmのロングステージであるSS6で新井がタイヤをパンクさせるアクシデント。これでステージ41位、総合でも首位の勝田から1分28秒4遅れの総合7番手までポジションを落としてしまった。

勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)


 新井のアクシデントで総合2番手に対し、33.9秒もの大量リードを得た勝田は、競技最終日の5日(日)もコンスタントな走りでステージ上位を快走。


 最終的に総合2位につけた奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)に対し、25秒ものギャップをつけて新城ラリーを3連覇。8度目のシリーズチャンピオンに輝いた。


「ライバルが新井選手だったので、まったく油断できない状態でラリーをスタートしました」と勝田。


「(最終日にアクシデントに見舞われた)第8戦高山のこともあり、少し不安になる場面もありましたが、胸を借りるつもりで全開で攻めました」

新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)


 総合3位は福永修/齊田美早子(ミツビシ・ランサーエボリューションX)、総合5番手でデイ1を終えた新井は総合4位までポジションを上げて、2017年シーズン最終戦を終えた。


 そのほかJN5クラスは小濱勇希/馬場雄一(シトロエンDS3)が優勝したほか、JN4クラスは山本悠太/藤田めぐみ(トヨタ86)が、JN3は天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が、JN2クラスは明治慎太郎/北田稔(トヨタ86)が、JN1が須藤浩志/新井正和(スズキ・スイフト)が優勝している。


 また、王座が確定していなかったJN-2クラスのドライバーチャンピオンは猪股寿洋(トヨタ86)が獲得している。


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