WRC:勝田貴元、最終戦モンツァ参戦へ「サーキットでの経験が役立つことを願う」

2020年11月6日(金)12時12分 AUTOSPORT web

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は12月4〜6日にイタリア、モンツァでの開催が予定されているWRC世界ラリー選手権第7戦に、TGR WRCチャレンジプログラムドライバーの勝田貴元が参加することを確認した。


 日本人WRCレギュラーを目指す勝田は今シーズン、開幕戦モンテカルロをはじめ、第2戦スウェーデン、第4戦エストニア、第6戦イタリア・サルディニアの計4ラウンドに出場しトヨタ・ヤリスWRCをドライブしてきた。
 
 新型コロナウイルスの影響で中断されていたシリーズの再開ラウンドとなったエストニアでは、トップ5フィニッシュまであと少しというところまで迫ったものの、最終日にクラッシュを喫しラリーを終えている。
 
 また、直近の第6戦イタリアでは2度のクラッシュでリタイアに。最高峰クラスを戦うことの難しさに直面している。


 しかし、次戦のモンツァはその名のとおり、モンツァ・サーキットがステージに組み込まれるターマック(舗装路)ラリーだ。カートでレースキャリアをスタートさせ、全日本F3選手権でトップ争いを繰り広げた勝田にとってみれば、これまでのラリーと比較して有利な条件であることは間違いないだろう。


「正直なところ、レースからラリーの世界に入ってから、ふたたびサーキットに戻ってくるとは予想もしていませんでした」とWRC.comに語った勝田。


「モンツァ・サーキットは世界でもっとも歴史のあるサーキットのひとつなので、そこいることができるのはとてもうれしいです」


 ラリーの舞台がサーキットとなることで自信を覗かせる勝田は「他のターマックラリーに比べてもリスクが少ないと思うので、いろいろなことにチャレンジできると思います」と続けた。


「僕がこれまでにトラックで経験したことが、いくつかのセクションで少しでも役立つことを願っています」

WRC第6戦イタリアでは2度クラッシュを喫した勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)。モンツァでのターマックラリーでは持ち前のスピードを発揮できるか

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