FA戦線も眼中になし 日本一阪神が来季も安泰とされる「ロマン砲3人衆」の存在とは

2023年11月8日(水)17時3分 ココカラネクスト

前川は今季クリーンアップを務めた試合もあった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 今季38年ぶりの日本一に輝き、激動のシーズンを駆け抜けた岡田阪神が早くも2024シーズンを見据え、動き出している。

 すでに高知・安芸で11月1日から秋季キャンプがスタート。岡田彰布監督もまもなく合流予定で、改めて若手選手を鍛え直す意向を示しており、常勝軍団作りに余念がなさそうだ。

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 また今オフは活発なFA戦線が予想される中、阪神は昨年に続き、FA補強には乗り出さない構えを見せている。あくまで自前で育てるというチーム方針を裏付けるように、今後が楽しみな若虎も注目されている。

 プロ2年目の前川右京は今季33試合に出場し、打率・255、0本塁打、7打点。6月は6試合連続安打を含め、6月7日の楽天戦(楽天モバイルパーク)では弱冠20歳でクリーンアップ(3番)を務めたことも大きく話題を集めた。

 しかし勝負どころの8月に入って体調不良で登録抹消、年間通してのパフォーマンスが課題とされる。

 また本格覚醒が待たれているのはプロ4年目の井上広大にもある。こちらも前川同様、スケールの大きさが魅力の右の大砲候補。今季は4月中旬から一軍に合流、13試合に出場し、打率・229、0本塁打、7打点。勝負の後半戦に呼ばれることはなかった。

 今季がプロ4年目の小野寺暖も来季、さらなる飛躍が期待される一人だ。今季は43試合に出場し、打率・347、0本塁打、11打点。要所で見せる勝負強さで印象を残した。

 圧倒的な強さでリーグ優勝、日本一と駆け抜けたチームでは選手個々が役割に応じた働きができたことが優勝に結びついた大きな要因とされる。一方で長打力に関しては、チーム本塁打84本とリーグ5位に終わった。このポイントが改善できるとさらに強みにつながるとあって、若虎の覚醒が待たれている。

 岡田監督は常々「人間教育」をモットーに掲げ、選手の成長、育成を見守っているとあって、今後に続くチーム作りの過程にも注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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