Moto3:ホンダ・チーム・アジアが2022年の体制発表。古里太陽とマリオ・アジが加入/MotoGP

2021年11月10日(水)14時37分 AUTOSPORT web

 11月10日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているホンダ・チーム・アジアは、2022年の参戦体制を発表した。


 同チームは、世界で活躍するアジア人ライダーを発掘・育成する取り組みの一環としてホンダが2013年に発足。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアとしてMoto2クラスに参戦し、初年度は高橋裕紀、現在MotoGPクラスで活躍する中上貴晶やMoto2クラスに参戦していた長島哲太も所属した。


 2016年からはMoto3クラスにもホンダ・チーム・アジアとしてエントリーしており、日本人ライダーでは尾野弘樹や鳥羽海渡が参戦。そして2018年からは2クラスのチーム監督に青山博一を迎えており、2021年はMoto3クラスに國井勇輝、Moto2クラスに小椋藍を参戦させている。


 そんななか、来季の参戦体制が発表され、Moto2クラスは小椋藍とソムキアット・チャントラが継続参戦することが決定。Moto3クラスのラインアップも同時に発表され、古里太陽とマリオ・アジが加入することが決定した。なお、監督は引き続き青山博一が務める。


 古里は、2005年生まれの現在16歳の日本人ライダーで、2020年は全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラスでランキング6位に入り、イデミツ・アジア・タレント・カップでランキング2位を獲得した。今季はイデミツ・アジア・タレント・カップで現時点で4戦優勝でランキング首位、レッドブルMotoGPルーキーズカップでランキング11位と、“ずば抜けたポテンシャル”を見せている。


 インドネシア出身のアジは、今シーズンまでの3年間はMoto3ジュニア世界選手権に参戦、その前は2018年イデミツ・アジア・タレント・カップでランキング5位を獲得している。


■古里太陽
「来シーズン、世界選手権で戦えることを大変嬉しく思います。自分にとって大きなチャレンジです。新たなチーム、新たなバイク、新たなサーキット、自分にとってはすべてが新しく、チャレンジングな一年になると思いますが、自分や家族を応援してくれる皆様に感謝したいと思います。結果についてはまだなんとも言えませんが、精一杯頑張ります」


■マリオ・アジ
「もちろん、来シーズン戦えることは嬉しく、興奮しているよ。世界選手権で戦うことは、父とともに子供の頃から夢だった。この素晴らしいチャンスを無駄にはしない。目標は、毎レースで学び進化することで、結果は自然についてくると信じている。すべての関係者、特に最初のレースから支えてくれた家族に感謝したいと思う。父の夢を叶えるように頑張るよ」


■青山博一(チーム監督)
「来年のMoto3ではライダー2名ともニューフェイスの、アストラ・ホンダ・レーシング・チームから来たマリオ・アジ選手とイデミツ・アジア・タレント・カップから来た古里太陽選手です」


「アジ選手はジュニアMoto3世界選手権からのステップアップで、どのクラスのバイクでも乗りこなすスキルがあり、彼のポテンシャルと未来を信じています。古里選手は、イデミツ・アジア・タレント・カップやレッドブルルーキーズカップで高いポテンシャルとスピリットを見せ、両チャンピオンシップでパフォーマンスも結果も伸びている選手です」


「両ライダーとも世界選手権での活躍を期待していて、Moto3は大きなステップアップですが、本人たちにとっていい経験になると思います。とにかく楽しみです」

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