壮絶な打ち合いの末にドロー…解説者陣がチェルシーvsマンCを絶賛「最高傑作」

2023年11月13日(月)15時58分 サッカーキング

白熱したチェルシーとマンチェスター・シティの一戦はドローで終了 [写真]=Getty Images

写真を拡大

 12日に行われたプレミアリーグ第12節のチェルシーとマンチェスター・シティの一戦が大きな話題を呼んでいる。

 昨季からの挽回を目指しながら、決定力不足が影響し、10位に位置しているチェルシーと、今季も安定感のある戦いを披露して首位に立つマンチェスター・シティによる今節最大の注目カードは、25分にアーリング・ハーランドのPK弾でアウェイのマンチェスター・シティが先制に成功した。

 しかし、29分にCKからチアゴ・シウヴァが頭で同点弾を決めると、37分にはラヒーム・スターリングが勝ち越しゴールを奪い、チェルシーが逆転したものの、前半終了間際にCKの流れからマヌエル・アカンジがヘディング弾を叩き込んで追いつき、2−2で前半を折り返した。

 後半開始早々の47分にハーランドが勝ち越し弾を挙げた一方、67分にはニコラス・ジャクソンがこぼれ球を押し込んでチェルシーが再び同点に。そして86分にはロドリのミドルシュートが相手DFに当たってネットを揺らし、マンチェスター・シティが再び勝ち越しに成功したものの、90+5分にコール・パルマーがPKを沈め、チェルシーが三度追いついて、4−4で試合は終了した。

 両チーム合わせて8ゴールが生まれる壮絶な打ち合いとなった試合後、チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「素晴らしかった。だからこそ、プレミアリーグは世界で最も信じられないほど素晴らしいリーグなんだ」と語ると、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も「面白い試合だったし、プレミアリーグにとっていい広告になったと思う」とコメントするなど、両指揮官とも好ゲームであったと振り返った。

 この試合をイギリスメディア『スカイスポーツ』で解説した元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏も両指揮官の意見に賛同し、「プレミアリーグの最高傑作だ」とスリリングな試合展開であったことを強調した。

「月曜日に見た試合(4−1でチェルシーがトッテナムに勝利)は、その後何日もみんながその試合について話していたが、これも同じだと思う。素晴らしかったし、チェルシーが同点弾を決めたことは正しいことだと思った。マンチェスター・シティのファンががっかりしているのはわかるが、この試合に勝者がいるべきではないことが正しいと感じた。本当に良かった」

 また、かつてマンチェスター・シティでプレーした元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏も「格別な試合で、素晴らしかった。ゴール、悪い守備、タックルなどすべてが揃っていた。コール・パルマーは傑出していて、自分の価値を示していた。観客であれば、それだけの価値があったと思う」と絶賛した。

 さらに、かつてチェルシーに所属したオーストラリア代表GKマーク・シュウォーツァー氏もイギリスメディア『BBC』で「素晴らしい試合だった。最初から強度は非常に高かった。現時点での世界最高のチーム相手に素晴らしいパフォーマンスだった」と大型補強を経て若い選手たちでチーム作りが進んでいるチェルシーが、昨季の3冠を達成した王者マンチェスター・シティに健闘したことを称えた。


【動画】これぞプレミア! チェルシーとシティの激闘をプレイバック

サッカーキング

「チェルシー」をもっと詳しく

「チェルシー」のニュース

「チェルシー」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ