ザウバーが若手ドライバー育成プログラムを設立。チャロウズとの提携のもと、ジュニアカテゴリーからF1への道筋作る

2018年11月15日(木)15時58分 AUTOSPORT web

 ザウバー・モータースポーツは、F2やF4に参戦するチャロウズ・レーシング・システムとの提携のもと、若手ドライバーの育成プログラムを設立することを発表した。


 ザウバーは近年、パワーユニットパートナーであるフェラーリのドライバー育成プログラム、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバー、シャルル・ルクレールやアントニオ・ジョビナッツィを起用し、F1デビューの機会を与えている。


 しかし2019年以降に向けて、ザウバーはチャロウズとのパートナーシップにより自前のジュニアプログラムを持つことになった。ザウバーは「ザウバー・ジュニアチーム」という名称のプログラムにおいて、2019年から育成ドライバーをチャロウズによりFIA F2、F3、ADACフォーミュラ4選手権、イタリアF4選手権に参戦させ、スキルを向上させるためのサポートを行う。


「レースはザウバー・モータースポーツのDNAに不可欠な部分であり、ザウバー・ジュニアチームは、我が社の歴史にとって重要な節目となる」とザウバーF1チーム代表のフレデリック・バスールは述べた。


「ザウバーにはポテンシャルを最大限に伸ばすようドライバーを支援してきた長い歴史があり、ミハエル・シューマッハー、セバスチャン・ベッテル、スター候補のシャルル・ルクレールなどと仕事をしてきた」


「このプロジェクトにより、ザウバーはジュニアシリーズからモータースポーツの最高峰にいたる完全な専用プログラムを形成、レースの基盤をさらに拡大する」


「チャロウズ・レーシング・システムと提携できることに喜んでいる。彼らはプロフェッショナルで高度なチームであり、すべてのシリーズでの運営に成功を収めている」


 ザウバーは今年、女性ドライバー、タチアナ・カルデロンをテストドライバーに起用し、サポートしている。2019年シーズンのF1ラインアップは、ジョビナッツィとキミ・ライコネンに確定している。


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