原巨人 指揮官が期待をかける「ロマン砲」の名前

2022年11月17日(木)11時0分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今季4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ巨人が若手発掘に励んでいる。

 現在行われている宮崎・秋季キャンプでは投手、野手ともに原監督自ら直接指導するシーンも目立つ。

【関連記事】原巨人 「FA全敗」で加速する若手登用 追い込まれる「選手の名前」


 背景にあるのはチームへの危機感だ。2年連続V逸したチームにおいては野手、投手、捕手すべてのポジションでほころびが目立ち始めた。主力の高齢化も進み、世代交代の必要性もいわれる中、今度こそ何としても時計の針を進める必要がある。

 すでに原監督は「坂本、丸を超える選手が出てこないと」と若手、中堅に大号令を発動。秋季キャンプでは少しでも伸びしろを感じさせる選手を発掘しようと監督自ら、精力的に動いている。

 そんな中、指揮官が期待をかける選手がいる。

 13日のソフトバンクとの練習試合でも広角に打ち分け、猛打賞をマークした「55番」の後継者、秋広優人外野手だ。プロ2年目となった今季は一軍出場こそなかったが、ファームでしっかり力を蓄えた。身長2メートル、95キロの恵まれた体格から繰り出される豪快な打撃に熱視線が向けられている。

 そんな秋広に関して、原監督は「スポーツ報知」の公式YouTubeチャンネル「報知プロ野球チャンネル」に16日までにアップされた動画内でこう語っている。

 増田陸など期待の若手の名前を挙げる中で、秋広に関しては「バッティングの姿も良くなりました、フォームも良くなりましたね」とべた褒め。続けて、「何よりね頑丈、まず弱音吐かない。どこか痛いというのを聞かない。そこは大したものです」と体の強さをたたえる場面もあった。

 一方、チームではもう一人のロマン砲にも注目が集まっている。

 「侍ジャパン強化試合にも出場し、ヒットを放った保科です。守備の面ではまだまだ粗さもありますが、破壊力ある打撃が期待を集めています」(放送関係者)

 プロ2年目、巨人の侍ジャパン育成・保科広一外野手は13日に行われたソフトバンクとの練習試合でも4点を追う5回に代打として登場、サブマリン・高橋礼の球をしっかり捉え、二遊間を抜けるヒットをマーク。第3クールまで秋季キャンプを見守った大久保打撃チーフコーチはキャンプ総括で成長した選手として「保科、北村、広岡」の名前を挙げた。

 いずれにせよ、大型補強を狙っていたFA戦線がほぼ終わろうとしている中、選手獲得に至らなかったことで、若手育成は急務となっている。

 V奪回が至上命題となる来季は「ロマン砲」の開花も待ちたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ