ワールドカップ本番直前の逆転負け…吉田麻也が指摘する課題点とは「かなり後手を踏んだなと…」

2022年11月18日(金)17時14分 サッカーキング

日本代表のDF吉田麻也 [写真]=Getty Images

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 日本代表DF吉田麻也(シャルケ/ドイツ)が、FIFAワールドカップカタール2022開幕前最後の強化試合となったカナダ戦を振り返った。

 20日に開幕を迎えるカタールW杯に向けて調整を進める日本代表。現地時間17日には、同じくW杯出場国であるカナダ代表との国際親善試合を行った。日本は8分にMF相馬勇紀のゴールで先制に成功。しかし21分にセットプレーから同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムには痛恨のPK献上からカナダに勝ち越し点を許し、1−2で逆転負けを喫した。

 85分からピッチに立った吉田は「前半は良い形が出せたかなと思います。後半はゲーム自体が間延びしたというのはあるんですけど、チームとしてもう少し上手くできたんじゃないかと感じました」と前置きしつつ「試合をどうやって終わらせるかは90分もそうだし、45分の前半の終わりもそう。今日もそうですし、色々な状況で残り10分の戦い方を変えなければならないので。間違いなくそこは改善する必要があるし、分かりやすい反省点だと思いました」と試合を振り返った。

 後方からパスを繋ぐカナダに対し、前線から積極的にプレスをかけていった日本。高い位置で相手のミスを誘発しチャンスに繋げたシーンがあった一方で、プレスを回避され自陣に侵入されるシーンも散見された。吉田は「(プレスに)行く時と行かない時、そこのところが重要になると改めて感じました。チームとしてもう少し擦り合わせたいなとは思います」とコメントしつつ、次のようにチームとしての課題点を挙げた。

「今日も1人でキーパーのところまでプレスに行って剥がされるというシーンがありました。ノイアー(ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー)だったらもっと上手いし、そこは徹底する必要があるかと思います。あとは高い位置からプレスに行き過ぎていたかなと感じました。前半はそれで良かったと思いますけど、後半は相手も慣れてきたし、同じ強度でずっとやるのは難しいので。わざと相手を誘い込んでっていうのもあって良かったんじゃないかなと思います。そこが結局、前が行っちゃうと中盤もサイドにも個の能力で剥がしてくる選手がいたので、そこはかなり後手を踏んだなと感じています」

 初戦のドイツ戦までは残り5日あまり。吉田は「十分時間はあるし、もう1回心も体もチャージしてドイツ戦に挑まないと。それくらいの状況で挑まないと勝てる相手じゃないと思います。ドイツも苦戦はしているとはいえ、ピークをここに持ってきてないっていうのは明らかだなと感じます。おそらく2戦目のスペインに持ってきてるんだろうなって、昨日の試合で見受けられました。チャンスあるんじゃないかなと個人的には思います」と意気込みを示した。

 今回のカナダ戦で、国際Aマッチ通算122試合出場を達成し、元日本代表DF井原正巳氏が持つ記録に並んだ吉田。記録については「数字に恥じないようなパフォーマンスをワールドカップで見せたいですし、同じ122試合でも、少しでも日本が成長した後の122試合というところを示せるようにしたいです。井原さんだけじゃないですけど、先輩の皆さんには見せたいなと思います」とコメントした。

サッカーキング

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