「致命傷が再び…」中国メディアはセットプレーの杜撰さ指摘も「近年で最も良い日本代表戦だった」
2024年11月20日(水)4時31分 サッカーキング
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第6節が19日に行われ、日本代表は敵地で中国代表を3−1で破った。
試合は立ち上がりから、日本代表がスターティングメンバーを大きく入れ替えた影響もあってか、ビルドアップで中央を使う回数が限られており、なかなか狙ったような形で攻撃に転じることができない。それでも、39分にMF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)の蹴った左コーナーキックからFW小川航基(NEC/オランダ)のゴールで先制すると、前半アディショナルタイムにはMF伊東純也(スタッド・ランス)の蹴った右コーナーキックから、DF板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)が追加点。後半立ち上がりには1点を返されたが、54分には伊東のクロスボールから小川がヘディングで自身この日2点目を挙げ、試合はこのままタイムアップ。難しい試合だったことは否めないが、終わってみれば3−1と、日本代表が底力を見せつける結果となった。
このような結果を受けて、中国メディア『捜狐』は「中国代表の致命傷が再び露わになった。まるで第1戦の再現のようで、試合結果を大きく分けた」と指摘。9月5日に行われた第1節で日本代表が中国代表に7−0で勝利した際も、久保の蹴った左コーナーキックからMF遠藤航(リヴァプール/イングランド)がヘディングシュートを沈める形で先制点が生まれていた。日本代表の“デザイン”の優秀さを称えることもできるが、『捜狐』は当時と比較してもなお、セットプレーの守備が改善されていないことを厳しく指摘している。
「正直に言うと、日本代表があれほどまでに攻めあぐねるのは想定外だったのではないか。だが、こう着状態を打破したのはセットプレーで、39分のゴールは第1戦の再現のようだった。さらに言葉を失ったのは、前半アディショナルタイムにも失点をしたということ。つまり、前半に奪われた2つのゴールについて、1つ目は第1戦と同じ形で、2つ目は第1戦と同じ時間帯だった。まるで0−7で破れることを暗示しているかのようだった」
「後半に入ると、中国代表はここがホームスタジアムであることを示すかのごとく1点を返し、この最終予選ではオウンゴールを除いて日本代表から得点した唯一のチームとなったが、希望は長くは続かなかった。3点目を決められた後、日本代表は見事なゲームコントロールで2点差を維持。最終的には1−3で敗れた」
「ヘディングでのゴールを3つ奪われており、最終ラインの対応に問題があることは明らかだった。さらに、今大会の中国代表はセットプレーから6つの失点を許している。試合前にはわざわざトレーニングを完全非公開として、攻守どちらのセットプレーも重点的に確認したようだが、役に立たなかったようだ」
一方で、「セットプレーの守備を置いておけば、この試合は決して悪いものではなかった」とも主張。それは内容面からも明らかで、特に前半は、日本代表が流れの中で思い通りの攻撃を繰り出せた場面は皆無と言っていい。「2失点してからも大惨事に陥ることなく、速攻からゴールを奪ったことは評価されるべきだ」と言及している。
また、中国メディア『直播吧』は「1−3は許容できるスコアと言える。両国間の力の差を考慮すると、選手たちは日本代表に対して近年で最高のパフォーマンスを示してくれた」と、母国チームを称賛。だが、「セットプレーでの守備はミスが多すぎた。早急に改善しなければ、また痛い目を見ることになる」とも厳しく指摘している。
他会場でインドネシア代表がサウジアラビア代表を2−0で破ったことにより、グループCの2位争いは混戦を極めている。中国代表にももちろん本大会行きのチャンスはあり、来年3月シリーズのサウジアラビア代表、オーストラリア代表との連戦が、大きく鍵を握ってきそうだ。
【ゴール動画】小川2発に板倉もゴール、日本代表が敵地で中国撃破
試合は立ち上がりから、日本代表がスターティングメンバーを大きく入れ替えた影響もあってか、ビルドアップで中央を使う回数が限られており、なかなか狙ったような形で攻撃に転じることができない。それでも、39分にMF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)の蹴った左コーナーキックからFW小川航基(NEC/オランダ)のゴールで先制すると、前半アディショナルタイムにはMF伊東純也(スタッド・ランス)の蹴った右コーナーキックから、DF板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)が追加点。後半立ち上がりには1点を返されたが、54分には伊東のクロスボールから小川がヘディングで自身この日2点目を挙げ、試合はこのままタイムアップ。難しい試合だったことは否めないが、終わってみれば3−1と、日本代表が底力を見せつける結果となった。
このような結果を受けて、中国メディア『捜狐』は「中国代表の致命傷が再び露わになった。まるで第1戦の再現のようで、試合結果を大きく分けた」と指摘。9月5日に行われた第1節で日本代表が中国代表に7−0で勝利した際も、久保の蹴った左コーナーキックからMF遠藤航(リヴァプール/イングランド)がヘディングシュートを沈める形で先制点が生まれていた。日本代表の“デザイン”の優秀さを称えることもできるが、『捜狐』は当時と比較してもなお、セットプレーの守備が改善されていないことを厳しく指摘している。
「正直に言うと、日本代表があれほどまでに攻めあぐねるのは想定外だったのではないか。だが、こう着状態を打破したのはセットプレーで、39分のゴールは第1戦の再現のようだった。さらに言葉を失ったのは、前半アディショナルタイムにも失点をしたということ。つまり、前半に奪われた2つのゴールについて、1つ目は第1戦と同じ形で、2つ目は第1戦と同じ時間帯だった。まるで0−7で破れることを暗示しているかのようだった」
「後半に入ると、中国代表はここがホームスタジアムであることを示すかのごとく1点を返し、この最終予選ではオウンゴールを除いて日本代表から得点した唯一のチームとなったが、希望は長くは続かなかった。3点目を決められた後、日本代表は見事なゲームコントロールで2点差を維持。最終的には1−3で敗れた」
「ヘディングでのゴールを3つ奪われており、最終ラインの対応に問題があることは明らかだった。さらに、今大会の中国代表はセットプレーから6つの失点を許している。試合前にはわざわざトレーニングを完全非公開として、攻守どちらのセットプレーも重点的に確認したようだが、役に立たなかったようだ」
一方で、「セットプレーの守備を置いておけば、この試合は決して悪いものではなかった」とも主張。それは内容面からも明らかで、特に前半は、日本代表が流れの中で思い通りの攻撃を繰り出せた場面は皆無と言っていい。「2失点してからも大惨事に陥ることなく、速攻からゴールを奪ったことは評価されるべきだ」と言及している。
また、中国メディア『直播吧』は「1−3は許容できるスコアと言える。両国間の力の差を考慮すると、選手たちは日本代表に対して近年で最高のパフォーマンスを示してくれた」と、母国チームを称賛。だが、「セットプレーでの守備はミスが多すぎた。早急に改善しなければ、また痛い目を見ることになる」とも厳しく指摘している。
他会場でインドネシア代表がサウジアラビア代表を2−0で破ったことにより、グループCの2位争いは混戦を極めている。中国代表にももちろん本大会行きのチャンスはあり、来年3月シリーズのサウジアラビア代表、オーストラリア代表との連戦が、大きく鍵を握ってきそうだ。
【ゴール動画】小川2発に板倉もゴール、日本代表が敵地で中国撃破