まもなく争奪戦にゴング 巨人を自由契約となった中田翔が求められる「3つの理由」

2023年11月21日(火)11時42分 ココカラネクスト

勝負強い打撃が持ち味の中田(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人との契約を破棄し、まもなく自由契約選手として公示される中田翔内野手の去就に注目が高まっている。

 中田は今季から3年契約を結んでいたが、自身で契約を終了できる選択権(オプトアウト)を付与していた。来季のチーム構想では一塁に主砲の岡本和真が起用されることが決定。このままでいくと代打稼業となることが濃厚とあって、スタメンでの出場機会を求めて、異例の自由契約を選択した。球団を通じて「今の自分は打席に立ち続けたい、グラウンドに立ち続けたい、その気持ちでいっぱいです。チャンスをいただけるお話があればありがたいです」と胸中を明かしている。

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 すでに中田獲得に関しては打撃強化が課題とされる中日・立浪和義監督が前向きな姿勢を示すなど、12月に入って自由契約選手となった時点でどの球団とも契約交渉が可能となる。

 強打の一塁手をめぐっては、複数球団が獲得に乗り出すと見られているが、まず中田のストロングポイントとしては打撃があげられる。

 日本ハム時代に3度の打点王に輝くなど勝負強さが持ち味。また巨人移籍後のフォーム改造も見逃せないポイントになっている。打撃不振に陥った際に長嶋茂雄終身名誉監督から直接指導を受けるなど、よりコンパクトなスイングに改良した。これにより以前は苦手としていたコースにも対応できるようになり、打撃の幅も広がったとされる。打点、打率とも期待できるとあって打撃が課題とするチームから求められそうだ。

 また中田といえば守備の手堅さでも知られる。自身も一塁守備にはこだわりを持っており、ここまでゴールデン・グラブの常連、やわらかなグラブさばきで俊敏に反応することで一塁手としては球界屈指の実力ともされる。

 最後は指導力も見逃せない。巨人では自主トレを共に行った後輩の秋広優人の覚醒に力を貸すなど、面倒見の良さで慕う後輩も多かった。この点でいけば、若手野手が多いチームにフィットするともいえそうだ。

 果たして球界を代表するスラッガーの新天地はどこになるのか。今オフ最大の主役とあって今後もその動向に注目が高まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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