スーパーGT×DTM特別交流戦:走行2日目は雨。リアライズGT-Rが首位もMUGEN NSXが大クラッシュ

2019年11月22日(金)11時51分 AUTOSPORT web

 11月22日、静岡県小山町の富士スピードウェイで、『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT X DTM 特別交流戦』のスーパーGTタイヤテストとフリープラクティス1が行われ、激しい雨のなかリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが午前のトップタイムをマーク。KeePer TOM’S LC500が2番手に続いた。


 快晴に恵まれた走行初日から一変し、あいにくの雨模様となったスーパーGT×DTM特別交流戦の2日目。この日は8時15分から、スーパーGT GT500車両のみが走行するスーパーGTタイヤテスト3がスタートし、このセッションで全車がハンコックのウエットタイヤを初めて装着することになった。


 10月に行われたDTM第9戦ホッケンハイムでもウエットタイヤには大いに苦戦することになったスーパーGT勢だが、やはり序盤からタイムにもバラつきが大きく1分51秒台から1分58秒台と安定しない。また、コーナーでも挙動を乱すマシンも多く、やはり日本で使用されるタイヤとは異なることを感じさせた。


 このセッションでは、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが1分48秒486をマークしベストタイムをマーク。Modulo Epson NSX-GT、KeePer TOM’S LC500と続いた。なお、上位陣は1分49秒台、中位は1分50〜51秒台となったが、その後スタートしたauto sport Web Sprint Cupの公式練習1回目では、やや雨が強くなったものの、上位は1分50秒台がマークされている。


 さらに、10時05分から行われる予定だったDTM車両も参加してのフリープラクティス1は、スタート直前に濃い霧が立ちこめたため、二度にわたる10分間のスタートディレイを経て、10時30分にスタートした。


 ただ、霧は晴れたものの雨脚が非常に強く、マルコ・ウィットマンのBMW M4 DTMがTGRコーナーでクラッシュ。さらに、石浦宏明がドライブしていたZENT CERUMO LC500もトヨペット100Rコーナーで姿勢を乱したりと、コース上でも姿勢を乱すマシンが数多く発生した。


 そんな非常に激しい雨のなか、10時42分にセッションは赤旗が出されてしまった。ダンロップコーナーで、武藤英紀がドライブしていたMOTUL MUGEN NSX-GTが激しくクラッシュ。リヤエンドを大破してしまった。


 セッションは11時15分に再開されるが、ここで各車がタイムアップ。KeePer TOM’S LC500を駆るニック・キャシディ、さらにヤン・マーデンボローのリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがタイムを上げていく。さらにDTM勢もタイムを上げ、マイク・ロッケンフェラー、ロイック・デュバルも上位に食い込んだ。


 ただ、各車がタイムを上げていた状況に水を差すかのように、雨が上がったとともにTGRコーナー方面に霧が出はじめてしまった。そのため、11時08分の時点で再度赤旗中断。そのままセッション終了となった。


 最終的に午前の2セッションは、どちらもマーデンボローのリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rが1分47秒733をマークしトップタイム。SGT/DTMフリープラクティス1では、2番手にキャシディのKeePer TOM’S LC500、3番手にはKEIHIN NSX-GTの塚越広大がつけた。4番手はDTM勢の最上位で、Akrapovic Audi RS5 DTMのロッケンフェラーがつけた。アウディ勢では、デュバルのBMC Airfilter Audi RS5 DTMが7番手。BMW勢は、小林可夢偉が17番手につけている。


 フリープラクティス1の後予定されていたインディスタイルのスタート練習の3回目は行われず、スーパーGT×DTM特別交流戦は2日目午前の走行を終えることになった。

走行2日目を迎えたスーパーGT×DTM特別交流戦。2日目午前のトップタイムを刻んだリアライズコーポレーション ADVAN GT-R
マイク・ロッケンフェラーがドライブするAkrapovic Audi RS5 DTM
BMW M4 DTMをドライブする小林可夢偉
ロイック・デュバルのBMC Airfilter Audi RS5 DTM


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