大谷翔平獲得の厳重な情報統制に内情は? 米紙が伝えた異例の動向「噂のあるフロントは話題も口にするのは禁止」

2023年11月26日(日)5時30分 ココカラネクスト

大谷がどこに関心を示しているのか。そういった具体的な情報は一切出てきていないが、それには明確な理由があるようだ。(C)Getty Images

 今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平。現球界で「唯一無二」と評される二刀流で異次元の成績を残してきた偉才が、どの球団と契約を締結するのかは、連日のように大きな話題となっている。

 もっとも、大谷の交渉を担当するネズ・バレロ代理人は厳重な情報統制を敷いている。ゆえに進展状況や希望条件などの具体的な情報は一切漏れてこない。その厳戒態勢ぶりは、現地メディアでも「オオタニの移籍はミステリーに包まれている」と報じられるほどである。

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 水面下で静かに進められている大谷の交渉。この現状を米球界の関係者たちはどう見ているのか? その一端を感じ取れるニュースをマリナーズの地元紙『Seattle Times』が発信している。

「マリナーズがショウヘイ・オオタニと契約するためには何が必要か」

 そう銘打った記事を掲載した『Seattle Times』は、「ここ数週間で我々が把握した唯一のことは、オオタニと彼の代理人であるネズ・バレロが、契約に向けたプロセスの間で、プライバシーと仕事上の慎重さを要求しているということだ」と指摘。さらに「先のGM会議でも、オオタニ獲得に興味を示す球団のGMたちが『フリーエージェントについては話さない』という普遍的な回答に終始した」とし、多くの球団首脳陣にも情報統制が求められている現状を改めて伝えた。

 米球界では「オオタニとの契約で求められる第一のルールは公私を問わず、交渉内容や進展具合を明かさないこと」と認識が広まっているという。この異例とも言える状態について同紙は次のように伝えている。

「マリナーズを含む、獲得の噂がある球団のフロントオフィスで働く人々との会話を気まずく、唐突に終わらせる最も簡単な方法は、オオタニについてあれこれと尋ねることだ。いまや彼らは、たとえ一般的に知られているような話や、噂話であっても、その話題を口にすることを禁止されている」

 皮肉を綴る同紙だが、一方で大谷の判断には理解も示している。

「おそらくオオタニは契約書にサインした後の記者会見まで、メディアには何も話さないだろうが、それは賢明な判断だと言える。すでに人々は何が彼の決断を何が左右するのかをいろいろと推測している。特に年単位の契約規模や、契約の総額が最初に言及されるのは通常ではありえないことではある」

 おそらく「二刀流選手」のFAは、史上初と言っても過言ではない。それだけ大きな価値がある選手を獲得できるとなれば、球界関係者たちが情報を漏らさぬようにピリつくのも無理もない話ではあるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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