2018年型『ジャガーXE』に、世界限定300台の『XE SV PROJECT 8』も登場

2017年11月28日(火)12時40分 AUTOSPORT web

 ジャガーが激戦区のDセグメント・サルーン市場に送り込む自信作『XE』が2018年モデルに更新され、新たに完全自社設計のINGENIUM(インジニウム)ガソリンを投入。またINGENIUMディーゼルにはAWDモデルも導入され、同時に約322km/hの最高速を誇る超高性能モデル『XE SV PROJECT 8』も、同日11月17日から正式に受注が開始されている。


 アルミニウムを75%使用した軽量モノコックボディ構造や、50:50の前後重量配分など、このセグメントにひしめくFRのライバルたちに勝るとも劣らないダイナミクス性能と先進性を身につけて登場した『ジャガーXE』。


 その2018年モデルには、設計から生産まで自社で手がけ、高効率のパフォーマンスを生み出す3種類(最高出力200PS、250PS、300PS)の2リッター直列4気筒INGENIUMガソリンを新たに搭載した。


 最高出力を380PSまで高めた3リッターV型6気筒スーパーチャージド・ガソリン搭載のハイパフォーマンスモデル“XE S”をはじめ、デビュー当初の従来から設定のある2リッター直列4気筒INGENIUMディーゼルの3グレード(『PURE』、『PRESTIGE』、『R-SPORT』)にはインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)を備えた全輪駆動(AWD)モデルも加わり、多彩なドライビングスタイルに応える14機種の幅広いラインアップとなった。


 また安全性の部分でも性能がより高められており、歩行者検知機能が付いた自動緊急ブレーキ(AEB)や、車の周囲360度の映像をタッチスクリーンに表示し運転操作をサポートするサラウンド・カメラシステムを強化した“フォワード・トラフィック・ディテクション”、車線変更時の衝突回避をサポートする“ブラインド・スポット・アシスト”を新たに採用。


 インテリアでは、直感的なタッチ操作やホーム画面を自由にカスタマイズできる10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメント・システム『InControl Touch Pro』に、運転席と助手席の乗員が同時に異なるコンテンツを見ることができるデュアルビュー機能を搭載している。


 さらにオプションで、スマートフォンのアプリを介して、車両から離れた場所でドアのロックや解除、エアコンの操作、走行履歴や車両状態を確認したり、緊急時にはスマートロードサイドアシスタンスやSOS緊急コールに繋ぐ最新のコネクティビティ機能も用意された。

2リッター直列4気筒INGENIUMガソリンを新たに搭載した『ジャガーXE』の2018年モデル

2リッター直列4気筒INGENIUMディーゼルにはインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)を備えた全輪駆動(AWD)モデルも登場
最高速度は約322km/h、0-100km/hは3.3秒を誇るジャガー史上最もパワフルな『XE SV PROJECT 8』
リヤディフュザーに加え、フレアフェンダーを収めるべく膨らんだバンパーにはスリットも設けられる


 この2018年モデルの導入に合わせて、『ジャガーF-TYPE Project 7』に続くコレクターズ・エディションの第2弾『XE SV PROJECT 8』も、正式に受注を開始。


 最高出力600PS、最大トルク700Nmを発生させる5リッターV型8気筒スーパーチャージド・ガソリンにより、最高速度は約322km/h、0-100km/hは3.3秒を誇るジャガー史上もっともパワフルなモデルとなり、同社の高性能車両部門であるスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が、デザイン、エンジニアリング、組み立てのすべてを手掛け、ラインアップで最小のサルーンをジャガー史上最強の1台へと仕上げている。


 その内実はサーキット・レーサーに近いものとなり、ボンネット、バンパー、フェンダー、サイドスカート、フロントスプリッター、リヤエアロウィングにはカーボンファイバーを使用し、ジャガーの軽量アルミニウム構造と相まって車両重量を最小限に抑え、車高は公道仕様と15mm低いサーキット仕様の2種類が用意される。


 その2シーター・サーキット仕様では、カーボンファイバー・レーシングシートがオプションで装着可能となり、シートは4点式コンペティションハーネスで固定し、リヤシートの代わりにマルチポイント・ハーネスのリテンションフープを設置。


 一方の公道仕様では、オイスターコントラストステッチを施した4席のエボニーレザーシートを装備し、フロントは軽量マグネシウムフレームを採用したパフォーマンスシートを採用している。


 この『XE SV PROJECT 8』の世界販売台数は限定300台で、早期受注の日本市場割り当て分はすでに完売となっているものの、今後も世界受注が300台に達するまでは、優先的に英国本社より取り寄せが行われることとなり、価格は2181万円。


 また、通常ラインの2018年モデル、INGENIUMガソリン搭載FRモデルは451万〜707万円。INGENIUMディーゼルのFR、そしてAWDモデルは519万〜598万円。そして3リッターV6SC搭載の“XE S”が839万円となっている。

2シーター・サーキット仕様では、カーボンファイバー・レーシングシートがオプションで装着可能に。リヤはロールバーが占拠する
公道仕様はオイスターコントラストステッチを施した4席のエボニーレザーシートを装備し、前席はマグネシウムフレームを採用
調整可能なディープフロントスプリッターと、リアウィングの迎角も細かな調整が可能に
フロント6ピストンキャリパーと400mmカーボンセラミックディスクを備えたブレーキに、IDDの4輪駆動システムを採用する

Jaguarウェブサイト:http://www.jaguar.co.jp/index.html
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689


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