アーセナルがB組首位通過! ホームでRCランスを6発粉砕、冨安健洋は2アシストで大勝に貢献

2023年11月30日(木)6時56分 サッカーキング

ハフェルツ(右)の先制点を機にアーセナルがゴールラッシュ [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第5節が29日に行われ、アーセナル(イングランド)とRCランス(フランス)が対戦した。

 アーセナルは今季のCLでここまで3勝1敗。PSV(オランダ)との開幕戦、およびセビージャ(スペイン)との2連戦では白星を飾った一方、RCランスのホームで開催された第2節では1−2と逆転負けを喫した。現時点で決勝トーナメント進出は確定していないものの、一足早くキックオフされたセビージャ対PSVの結果を踏まえると、この試合を引き分け以上で終えれば突破を決めることができる。一方のRCランスは敗れた時点で決勝トーナメント行きの可能性が消滅するため、是が非でもアーセナル相手に2連勝を飾りたい。

 アーセナルはウィリアン・サリバ、マルティン・ウーデゴーア、ブカヨ・サカといった主力が軒並みスターティングメンバーに並んだ。冨安健洋もCLでは4試合連続の先発に名を連ねている。一方、RCランスはナンパリス・メンディやエリー・ワヒらがスタメンに入った。

 試合は立ち上がりからアーセナルがボールを握り、敵陣へ押し込みながら崩しのタイミングを探る。13分にはペナルティエリア手前でボールを受けた冨安が右足で浮き球のボールを蹴り込むと、ボックス内で相手のクリアが中途半端になったところにガブリエウ・ジェズスが反応。頭で繋ぐと、最後はカイ・ハフェルツが左足で押し込んだ。25日に開催されたプレミアリーグ第13節ブレントフォード戦に続くハフェルツの公式戦2試合連続ゴールで、アーセナルが先手を取っている。

 続く21分には右サイドで冨安からのパスを受け、前を向いたサカがドリブルを開始。中央へのカットインからジェズスとのワンツーを試みると、スムーズなボックス侵入とはならなかったが、サカが粘ってボールを残す。ペナルティエリア中央でサカからのパスを受けたジェズスは落ち着いて切り返すと、右足でフィニッシュを沈め、アーセナルがリードを広げた。

 止まらないアーセナルは23分、敵陣中央でハフェルツがセカンドボールを回収すると、左斜め前を走っていたマルティネッリへボールを預ける。カットインしたマルティネッリが右足で放ったシュートはGKブライス・サンバに阻まれたが、こぼれ球に反応したサカが押し込んだ。さらに、27分には自陣中央付近の位置でウーデゴーアからのパスを受けた冨安が対角へフィードを蹴り込むと、このボールにマルティネッリが反応。カットインから今度は右足シュートを沈めた。

 RCランスは前半の終盤にかけて前へ出られる時間を作っていき、40分にはファクンド・メディナがポスト直撃のシュートを放つ。だが、1点を返せずにいると、前半アディショナルタイムには再びアーセナル攻撃陣が火を吹いた。右サイドを駆け上がった冨安がサカからのパスを呼び込むと、中央へ浮き球のボールを送り、待っていたウーデゴーアがボレーシュートを叩き込む。アーセナルが5点をリードして前半を終えた。

 後半に入っても試合の構図は変わらず、アーセナルが試合の主導権を握る。度々悪くないシーンを作りながらも、なかなか追加点は挙げられない。それでも終盤に差し掛かった86分、アーセナルがPKを獲得すると、途中出場のジョルジーニョがゴール右下に落ち着いて流し込む。試合はこのまま6−0でタイムアップを迎えた。

 この結果、アーセナルはグループBを首位で通過することが決定。2アシストを記録した冨安は、ハーフタイム明けにベン・ホワイトとの交代でピッチを後にした。一方、実に21シーズンぶりのCLに臨んだRCランスは、残念ながらグループステージ敗退。最終節では3位でのヨーロッパリーグ(EL)進出を目指すこととなる。

 最終節にあたる次節は12月12日に開催される。アーセナルは敵地でPSVと、RCランスはホームでセビージャと、それぞれ対戦する。

【スコア】
アーセナル 6−0 RCランス

【得点者】
1−0 13分 カイ・ハフェルツ(アーセナル)
2−0 21分 ガブリエウ・ジェズス(アーセナル)
3−0 23分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
4−0 27分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
5−0 45+1分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)
6−0 86分 ジョルジーニョ(PK/アーセナル)

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