巨人・坂本 「大甘査定」の裏でささやかれる「刺客」の存在

2022年12月1日(木)12時4分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人の坂本勇人内野手(33)が30日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。固定制の契約を結んでいたため、成績を落としたにかかわらず現状維持の6億円でサインとなった。(年俸は推定)

 今年は坂本にとって「試練」の連続となった。開幕直前に脇腹を痛めたことから始まり、3度の故障で戦線離脱が続き、チームの足を引っ張った。今季は83試合に出場し、打率・286、5本塁打、33打点。いずれもレギュラーとして08年に定着以降、ワーストの成績となった。「コンディションに苦しんだ1年でした」と反省。打撃に関しても「全然打球が飛ばないなとか、いろいろ思うことがあった」と苦しかったシーズンを振り返った。

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 一方、「不動のショート」として長年チームを支え続けてきた坂本にも世代交代の波が押し寄せている。

 すでに原監督は「元気であるならば」坂本に引き続き、遊撃ポジションを守らせるとしているが、今季のように再三のコンディション不良があればその時こそ、コンバートが本格化することを示唆。

 すでに今オフは北村、広岡、中山が「坂本超え」を公言している。中でも今季、坂本が故障で離脱している際に最も多く遊撃を守った中山は契約更改時には球団からこう声をかけられたという。

 「『来年勇人さんのポジションを奪って頑張ってくれ』といわれた」と明かす。

 この発言についてはこんな声もある。

 「球団フロントが率先して球団の顔となった選手の『交代』を促すのは異例のこと。世代交代を進めたいという球団の本気度が伝わってくる言葉です」(球界関係者)

 背景にはシーズン終盤に坂本が起こした女性スキャンダルの影響もささやかれている。

 「球界屈指の女性ファンの数を誇った坂本ですが、あのスキャンダルで相当影響を受けているとも。今も幹部候補生であることは間違いないですが、来季は攻守ともに巻き返しが求められています」(同)

 坂本も当然、その自覚は強く持っている。打撃に関しては「長打力をもう1度取り戻したい」とした上で、若手がこぞって遊撃ポジションを狙っていることに関しても「今年の僕を見て(ポジションを)取れると思ったんじゃないですか」と苦笑しながらも、そう簡単に譲るつもりもない。

 来季は5年契約の最終年を迎える。高い壁となれるか。今後のプロ人生を左右する大事な2023シーズンとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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