【オリックス】ドラ3右腕が尊敬する体重100キロの豪腕と初対面 「スイカがついてるんちゃうか」体の大きさに驚き
2024年12月1日(日)5時0分 スポーツ報知
オリックスの新入団選手が30日、大阪・舞洲の球団施設を見学し、ドラフト3位・山口廉王(れお)投手(18)=仙台育英=は尊敬する山下と初対面した。193センチ、97キロの大型右腕は先輩の肩や胸の筋肉に「分厚さが違う。スイカがついてるんちゃうかと思うくらい、ビックリしました」と仰天した。
2位・寺西(日体大)と一緒にあいさつ。自身も肉体強化に励んできたが、4年間プロで鍛えた190センチ、100キロの体は次元が違った。ただ、入団時の山下は93キロ。「(球団施設は)すごいの一言。この環境でしっかり練習すれば、近づけるのでは」と意気込んだ。
「甲子園に出られなかったり、いろいろな思いもあるので」と、同世代への対抗心は強い。特に阪神2位の今朝丸(報徳学園)を意識。練習試合で親交を深め、連絡を取り合う仲だ。初対面は2年春。直前のセンバツ準々決勝で、仙台育英は報徳学園に敗れた。その大会で全国区になったライバルに対し、自身はベンチ外。そこから追う立場だが「意識する存在がいることで、いい意味で力が入る。この施設も見て、追いつけるチャンスはあると感じた」と“スイカボディー”を身につけて挑戦する。(安藤 理)
◆山口 廉王(やまぐち・れお)2006年5月14日、東京・大田区生まれ。18歳。田柄二小1年時に野球を始め、宮城・高崎中時代は宮城北部シニアでプレー。仙台育英では2年秋からベンチ入り。3年春から背番号1を背負ったが、甲子園出場なし。名前は手塚治虫の漫画「ジャングル大帝」の主人公が由来。最速151キロ。193センチ、97キロ。右投右打。背番号47。