新庄ハム 監督構想に「NO」を突きつけた「選手の名前」

2022年12月5日(月)11時33分 ココカラネクスト

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 今季最下位に沈み、来季は優勝を目指している日本ハムで早くもチーム構想に狂いが生じ始めた。

 2年連続2桁勝利をあげ、侍ジャパンのメンバー入りも有力視されている伊藤大海投手(25)が新庄監督構想に「NO」を突きつけた。

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 伊藤は4日、清宮と共に札幌市内で行われた「シーズンシートオーナーズパーティー」に参加。その場にゲストMCとして登壇した新任の建山投手コーチに向けて「クローザーなのか、先発なのか問題があるので、今日ここでアピールしていきたい」と来季の先発起用を猛アピールしたのだ。

 新庄監督はシーズン終盤に伊藤の守護神構想を掲げ、実際に試合でもその役割を務めさせたこともあった。

 しかし伊藤の胸には先発として果たしたい大きな目標があった。今季は26試合に登板し10勝9敗、防御率・2・95。2年連続「10勝」の壁は越えたが、先発投手として誰もが目指す大きなタイトル、沢村賞を狙いたいという野望を建山コーチに打ち明けたという。

 先発起用への熱い思いをぶつけられた建山コーチは「今のプロ野球でこういうことを言う選手はあまりいない。良いと思いますよ」と自身の主張を明確にした伊藤に理解を示した。

 一方、日本ハムにとって「守護神問題」は懸案事項となっている。当初はルーキーの北山を起用したことでも話題を集めたが、年間通して固定できずシーズンは終了。新庄監督は伊藤と共に今季ノーヒットノーランを達成したことで注目を集めたポンセにも守護神構想を掲げたことがあった。

 今回の伊藤の発言にはこんな声もある。

 「先発と抑えではまた体にかかる負担も変わってくる。選手としては早めにポジションを決めてもらって、しっかり調整したいという気持ちもあるだろう。いずれにせよここまでしっかり意思表明をされたら、なかなか抑えでの起用は難しいのではないか」(放送関係者)

 建山コーチも「ちょっとしたバトルになるかも分からない」と懸念を示したが、今回の伊藤の「直訴」に新庄監督もどう反応するか。今後も日本ハムの「守護神問題」が注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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