「私は納得できない!」高騰する大谷翔平の契約予想に米司会が異論!「DHを占領し、長く投げられるかも分からない」

2023年12月5日(火)6時0分 ココカラネクスト

まさに「狂騒曲」といった様相を呈している大谷の去就。米球界で熱視線を送られる男の契約には反発の声が上がっている。(C)Getty Images

 去る11月2日にエンゼルスから正式にフリーエージェント(FA)となった大谷翔平。「史上初」と言っても過言ではない二刀流選手のFA去就は、世間を賑わせ続けている。

 大谷の契約を仕切るネズ・バレロ代理人が情報を徹底管理しているため、確度の高いものは少ないのが現状ではある。それでも、日々ありとあらゆる話題がメディアに乱立している。これはひとえに多くの人が偉才の去就に関心を示している証と言える。

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 現地12月4日にテネシー州ナッシュビルで開幕するウインターミーティングを前にし、具体的な予想も出始めている。

 ニューヨークの大衆紙『New York Post』の重鎮であるジョン・ヘイマン記者は「オオタニは5億ドル(約734億2000万円)を軽く超える入札をすでに複数から受けていると考えられている」と指摘。さらに「彼が最終的に史上初の6億ドル(約873億4000万円)プレーヤー、あるいは最低でもそれに迫る規模の契約を手にする選手になりえると推測する人もいる」と関係者の情報をもとにした主張を続けた。

 複数球団による獲得レースが水面下で展開され、ヘイマン記者の言うようなオファーの高騰は必至な情勢だ。そんな熾烈を極める大谷の争奪戦は、米メディアで熱い議論も起こさせている。

 MLBの公式ネットワーク局『MLB Network』の番組『MLB Now』の司会を務めるブライアン・ケニー氏は「ウインターミーティングが迫り、ビジネスを進めようとしている彼(オオタニ)が記録的な契約を結ぶと聞いている。私が思うのは給与の割合が高すぎるんじゃないかということ」と指摘。さらに次のように疑問を投げかけた。

「ドジャースのようなチームが、アンソニー・レンドーン級の給与を支払えるのでしょうか。私が聞いた限り、彼は1年に3600万ドル(約53億6400円)を得ている。そして、オオタニは現状として怪我をしている。これ以上に高騰するのは問題になるんじゃないでしょうか」

 これに番組に出演したMLB通算136勝を挙げた元投手のロン・ダーリング氏が反発。「ここでの問題は、オオタニを他の選手と同じように話していることだ。彼はそうじゃない」と強調し、「オオタニは野球というスポーツにおいてかつてないほどに異質な選手だ。それこそ大枚を叩くべき理由だ」と熱弁を振るった。

 ただ、ケニー氏は「うまい説明だと思いますが、私は納得できない」とピシャリ。そして、「彼は1年を通してDHを占領し、ライトも守れない。しかも、来年はピッチャーとして投げられず、これからどれだけ長く投げられるか、そして完全に戻れるかも分かっていない」と契約金の高騰に最後まで異論を唱え続けた。

 様々な議論を呼んでいる大谷のFA。文字通り世界を巻き込んでいる“狂騒曲”はいかなる幕切れとなるのか。今は4日間にわたって行われるウインターミーティングでの動向に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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