ウエットコンディションのなかSF14最後のセッション。スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト2日目レポート

2018年12月6日(木)16時25分 AUTOSPORT web

 スーパーフォーミュラ鈴鹿エンジンメーカー・ルーキードライバーテストは12月6日、2日目を迎え、前日と同じ19台のマシンが参加。チームによっては午前と午後のセッションでドライバーを変えて走行を行い、ウエットコンディションの中、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がトップタイムをマークして今季最後、そしてSF14最後のテストを終えることになった。


 午前8時30分から始まったセッションは曇天の下でスタート。前日まで7号車UOMO SUNOCO TEAM LEMANSで走行していたラルフ・アーロンはKONDO RACINGの3号車から参加し、山下健太が2日目不参加という形になった。


 セッション開始直後、シケインひとつ目の立ち上がりで坪井翔(P.MU/CERUMO·INGING)がスピンしてストップしたため、赤旗中断。すぐにセッションは再開されたが、セッション開始30分後、S字ひとつめのアウト側のタイヤバリアにめり込むように牧野任祐が右サイドからクラッシュ。


 牧野は自力でマシンを脱出できたようで、幸いにも大きな怪我はなかった模様だが、このクラッシュで2度目の赤旗中断となってしまった。


 また、2度目の赤旗のセッション開始直後となった9時15分には中嶋一貴がヘアピンでオーバーランしてストップしてしまったようで、このセッション3度目の赤旗中断。しかし、一貴のマシンは大きな損傷はなかったようで、すぐに走行を再開させている。


 トップタイムはアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、その後、福住仁嶺(TEAM MUGEN)、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と入れ替わり、セッションも残り1時間となった10時00分すぎには野尻智紀(TEAM MUGEN)がトップタイム奪った。


 その後、サーキットに雨が降り始め、ほぼ全車ピットイン。その後はセッション序盤からトラブルがあった山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が確認のためか、走行を行うなど数台のコースインとなったが、トップ野尻の順位は変わらないまま2日目午前、テスト3回目のセッションを終えることになった。


 午後は14時00分からセッションがスタート。わずかにウエットコンディションでの開始となり、走行するマシンもウエットタイヤ装着で台数はまばらな状態。このセッションではこのテストで初めて片山義章(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が参加し、スーパーフォーミュラ初ドライブを果たすこととなった。


 小雨のウエットで始まったセッションは中盤には雨が上がり始め、ドライタイヤに装着するドライバーも出始める。その中で片山義章が徐々にタイムをアップし、ついにトップタイムをマーク。しかしその後、多くのドライバーがドライタイヤでコースインすると順位が目まぐるしく変わり、国本雄資(KONDO RACING)、アレックス・パロウとトップが入れ替わったのち、残り30分となったところで中嶋一貴がトップタイムをマーク。


 そのあたりからふたたび雨が降り始め、全車ガレージへ。ダンプコンディションとなり、数台がコースインするも上位の順位は変わらず、中嶋一貴がトップタイムでセッションを終えることになった。


 この日の走行でSF14は公式的なセッションで最後となる。年が明けてからは新しいシャシー、SF19によるテストが行われる予定だ。その時、今回のルーキーテストに参加したドライバーが何人がデビューを果たすことになるのか。2019年のスーパーフォーミュラを楽しみに待ちたい。


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