中田翔の加入で勝率は一気に上がるか 球場別に見る中日の”弱み”とは

2023年12月7日(木)16時48分 ココカラネクスト

中田の加入で中日打線が活性化するのは間違いないだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 自由契約となっていた中田翔の獲得に成功した中日。今シーズンは打線が沈黙する試合が目立ち、12球団ワーストの390得点。1試合平均3点以下という散々な結果だっただけに、中田獲得はチームにとって大きなプラスになる。

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 現役ドラフトで加入して24本塁打をマークした細川成也はシーズン終盤、疲れの影響もあるが他球団から厳しくマークにされ、9月は打率.149と調子を大きく落とした。中田が打線に入ることで細川のマークも多少軽減されるため、ストレスなく打席に立てるケースが増えるだろう。

 すでに中島宏之、上林誠知、山本泰寛、板山祐太郎と大量に野手を獲得している中日ではあるが、おそらく助っ人外国人も複数獲得するだろう。さらには、8日に開催される現役ドラフトでも“第二の細川”を狙って再び野手に手を伸ばすかもしれない。

 中軸や代打の切り札など、打撃陣の層が厚くなっており、来シーズンの成績は期待できる。もちろん、打力が上がれば勝率アップにもつながる可能性は高いが、中日の場合はその傾向がより顕著だ。

 中日の今シーズンの球場別の戦績を見ると、甲子園(5勝5敗)、マツダスタジアム(6勝6敗)と広い球場での勝率は5割。阪神と広島はいずれも上位チームではあるが、敵地では安定した戦いを見せている。その一方で、東京ドーム(2勝9敗1分け)、横浜スタジアム(4勝8敗1分け)、神宮球場(4勝8敗)など比較的狭い球場では大きく負け越した。

 狭い球場は本塁打が出やすいため、打ち合いになる展開も少なくない。「あそこで1本出ていれば」というもったいない試合は多かった。裏を返せば、打線が活発になれば打ち合いになったとしても、打ち負けずに勝ち切る試合も増えるはず。来シーズンの中日が東京ドームなどでどのような戦いを見せるのか今から見物だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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