スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト2日目はウエットからドライに。大津弘樹がトップタイム

2021年12月8日(水)12時5分 AUTOSPORT web

 12月8日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テストの2日目午前のセッション3が三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ウエットからドライにコンディションが転じるなか、大津弘樹(DANDELION RACING)が1分36秒658でトップタイムをマーク。ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、山下健太(KONDO RACING)と続いた。


 12月7日からスタートしたスーパーフォーミュラの合同テストは2日目を迎えた。前日降り続いた雨は夜半にも止まず、タイムスケジュール変更により開始時間が前倒しされ、8時30分にスタートした2日目午前のセッション3は曇天のもと、レインタイヤを履き多くのマシンがコースインした。ただコンディションの好転を待つためにピットでステイする車両も。


 このセッション3では、前日に続きTCS NAKAJIMA RACINGのふたりが車両をスイッチ。山本尚貴が64号車を、大湯都史樹が1号車をドライブし、さらにセッション中にふたたびもともとの車両に乗り換えている。またKCMGは初日午後に初めてスーパーフォーミュラをドライブした三宅淳詞が継続して18号車をドライブ。そしてROOKIE Racingは、現役ラストランとなる中嶋一貴がステアリングを握った。


 またこの走行では、年末のテストでしばしば見られるようにアライヘルメット使用ドライバーがテストを行っており、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、山本が白いヘルメットで走行した。


 走行序盤はレインタイヤでの走行ということもあり、なかなかタイムも上がらなかったセッション3だが、開始から30分ほどが経過すると路面も少しずつ乾きはじめ、ラップタイムも向上。開始から1時間が近づくころになると日射しも出はじめ、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)やサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)らが1分39秒台へとタイムを上げていった。


 さらに開始から1時間10分を過ぎる頃には、平川亮(carenex TEAM IMPUL)や野尻智紀(TEAM MUGEN)、フェネストラズらが1分37秒台へ。さらにセッション後半には風があるものの青空も広がり、山下健太(KONDO RACING)や大湯、松下信治(B-MAX RACING TEAM)がベストタイムを塗り替えていった。


 セッションも残り15分を切るころになると、ようやくドライでのニュータイヤでのアタックが実現。まずは大津弘樹(DANDELION RACING)が1分36秒818にタイムアップを果たすと、残り6分というタイミングで山下が1分36秒734へタイムアップ。大湯が1分36秒738で2番手に続く。しかし、残り3分でふたたび大津が1分36秒658にタイムを上げ、そのままトップでセッション3を終えた。


 2番手には、チェッカー間際に1分36秒691をマークしたジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)がつけ、3番手には山下、4番手に大湯、5番手に松下がつける結果となった。なおアタック時には2台ほどがコースアウトするシーンもみられた。

白いヘルメットでテストに参加した山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

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