大谷翔平への“非情な批判”に猛反発 米司会が極秘FAの重要性を熱弁「沈黙は神秘性を高め、移籍発表をエキサイティングにする」

2023年12月8日(金)6時0分 ココカラネクスト

注目度の高さがゆえに大谷には非常とも言うべき批判が飛んでいる。(C)Getty Images

 野球界において世界的な関心事となっている大谷翔平のフリーエージェント(FA)交渉。まさに“大谷狂騒曲”といっても過言ではないほどに、あらゆるメディアやファンが熱視線を向ける偉才の去就は、思わぬ波紋を広げている。

 現地時間12月5日に、アメリカで最大級のネットワークを誇るスポーツ専門局『ESPN』のバスター・オルニー記者が「秘密主義は、何の意味があるのか?」と秘密裏に進められる交渉に疑問を投げかけたのだ。

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 オルニー記者が嘆いたのは、大谷サイドの情報統制だ。本人はもちろんのこと、経験豊富な敏腕として知られるネズ・バレロ代理人も公の場で沈黙を貫き、情報を徹底的に管理。交渉は水面下で淡々と進み続けているのだ。

 なんの音沙汰もない状況は、オフシーズンのニュース探しに没頭する側からすれば、おもしろくないのだろう。オルニー記者は「情報リークを阻止することで、自分が愛する野球に、貢献する機会を失うことになる」とも批判した。

 無論、情報を公言するかしないかは、大谷本人の自由である。ゆえにオルニー記者のように大谷の沈黙を批判したメディアには、反発の声が上がっている。

 大谷獲得が有力視されるドジャースのポッドキャスト番組『Dodgers Nation』のホストを務めるダグ・マッケイン氏は、「オオタニは自分自身のフリーエージェントなのだから思い通りにできるはずだ。彼はいつだってプライベートは自分のやり方を貫いてきた。それなのに、なぜ、フリーエージェントになると変わると思うんだ」と指摘。オープンな形での交渉を求める世間の風潮に懸念を示した。

「今さら、人々はオオタニのフリーエージェントを公にすることを望んでいるのだろうか? 彼が選手としてフィールド上で球界のためにしていることは、自身のフリーエージェント交渉を公にして一種のサーカス化をすることよりも、はるかに尊く、何よりも重要だ。私にとって、沈黙を続けるオオタニの振る舞いは、彼の神秘性をさらに高め、移籍発表をよりエキサイティングなものにする」

 さらに「彼が黙っているのは、自分が何者かについて、ただ誠実であるだけだ」とも説いたマッケイン氏。こうした識者たちの熱弁を、沈黙を続ける大谷に批判的な見方をする人々はどう捉えるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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