巨人・オコエに早くもささやかれる「致命的な弱点」とは

2022年12月12日(月)11時0分 ココカラネクスト

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 今季初の試みとなった現役ドラフト。多くの注目を集めたのは楽天から巨人に移籍したオコエ瑠偉外野手(25)だろう。

 オコエは関東一高から15年のドラフト1位で楽天に入団。通算成績は236試合で打率・219、9本塁打、44打点、20盗塁。プロ7年目の今季は自己最少となる6試合の出場で打率・200、0本塁打0打点、1盗塁という成績だった。

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 今季でプロ7年目。たぐいまれなる身体能力は認められながら、ここまで度重なる故障の影響などもあり、なかなか芽が出なかった。

 そんなオコエについて来季から本格指導する巨人の大久保打撃チーフコーチが言及した。11日までに更新した自身のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」内で、オコエの印象に関して「走攻守そろっていると言われるオコエは解説者、OBとしても気になっていた。僕は(楽天で)一緒にやっていないんですが、情報によるとオコエという選手のいいところは身体能力、ポテンシャルが高い。ホームランが打てる、足が速いというのがわれわれのメリットですよね」と期待を寄せた。

 大久保コーチはかつて楽天で1軍監督を務めたこともある。ちょうど入れ替わりで入団してきたのがオコエだったという。また走攻守そろった選手として知られるオコエだが、「課題」に関して口にする場面も。

 「ただ、守備で言うと肩が強いかというと、そんなにも強くない。ショートスローがちょっと苦手。これがわれわれの今までの情報」と語った。

 オコエの守備といえば昨年10月14日のソフトバンク戦(楽天生命)のプレーが注目を集めたこともあった。3点リードの8回二死満塁の場面、柳田の中前打をオコエが捕球するも、誰も野手がいない三遊間にボールを返球。このプレーで同点とされると、直後にチームが逆転を許し、翌日に二軍に落とされたのだ。チームが大事なCS争いをする中、オコエのボーンヘッドが注目を集めたが、これには大久保コーチが明かした「ショートスローがちょっと苦手」ということも影響を与えた可能性もある。

 一方でこういった守備の課題に関してはこんな声も。

 「巨人では今季ウォーカーが送球に関してイップス気味だったところを亀井コーチの助けなどもあり大分改善した。オコエにもこういった措置は必要となるかもしれません」(放送関係者)

 オコエに関しては自己主張がしっかりしていることも分っている。

「『何で使ってくれないんですか?』ということを(首脳陣に)主張してしまうタイプだというのは、僕らの情報によると入っていて」と大久保コーチは明かした上で、「俺的にはそういう選手って面白いなって。『使ってくれればやれんだよ』ぐらい思っていないとプロではやれるわけない。それは楽しみだな、というのはずっと思っていた。そういう強気なことを言える子って今いないんだよなって思っていたし」と強気な面はプロ向きだと見ている。

 いずれにせよ爆発したらチームの力になることは間違いないとあって、「未完の大器」をいかに覚醒させるか。巨人首脳陣の手腕にも来季は注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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