三笘薫は「ベストフォームの兆しをみせた」 劇的なEL首位突破に貢献したアタッカーを現地メディアも高評価
2023年12月16日(土)6時30分 ココカラネクスト
1−0の勝利に貢献した三笘を現地メディアも評価した(C)Getty Images
三笘薫が所属するブライトンは、現地時間12月14日、ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第6節でマルセイユと対戦。後半43分のジョアン・ペドロのゴールにより1-0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。スタメン出場となった三笘は終始、攻守で躍動しフル出場を果たし勝利に貢献した。
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グループステージ最終戦が首位突破を争うライバル、マルセイユをホームに迎えての戦いとなったブライトン。この試合前までにグループ2位以上を決めていたものの、ベスト16へストレートインとなる首位での通過のためには勝利が絶対条件となっていた。
引き分けでも勝ち点でブライトンを上回るマルセイユに対し、白星を狙うブライトンが攻め続けるという展開が続いた。ブライトンは何度も相手ゴールに迫るも、マルセイユの堅い守備を崩せないまま、試合が進む。
三笘は左サイドを中心に得意のドリブルで積極的な攻め上がりをみせ、前半18分には敵陣PA付近でボールを奪うと、カットインから右足でシュート。キーパーにキャッチされたものの、キレのある動きを披露している。
後半に入っても攻めあぐねていたブライトンだったが、最終盤に試合が動いた。後半43分、細かいパスでマルセイユディフェンスの中央を突破すると、最後はゴール前でボールを受けたジョアン・ペドロが右足を振り抜き、ネットに突き刺した。その後、試合は1-0のまま終了を迎え、ホームスタジアムは歓喜に沸くこととなった。
クラブ史上、初のEL出場のブライトンが見事に首位でベスト16進出を成し遂げたこのゲーム、公式戦2試合ぶりのフル出場となった三笘もチームを後押ししており、随所で自身の特徴を発揮したと現地メディアが評している。
イングランドのニュースサイト『SussexWorld』は試合後の各選手への採点の中で、日本人ドリブラーには10点満点中、「8」と高評価。その上で、「一晩中、終始、本当の脅威となりベストフォームの兆しを見せていた。何度も何度もサイドラインで相手に競り勝ち、危険なクロスを入れていた」と綴っている。
右太腿の怪我からの回復具合が心配されていたものの、現地評価やこの日のパフォーマンスをみる限り完全復調に近づいていることは間違いない。今後、未知のステージに進むブライトンのさらなる飛躍に、背番号22はやはり欠かすことのできない存在だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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