久保建英、CLのPSG初戦で欠場の可能性に現地メディアが言及「すでに混乱は起きている」と強い危機感も

2023年12月20日(水)17時26分 ココカラネクスト

日本がアジアカップ決勝進出となれば、CL初戦への出場は難しくなりそうだ(C)Getty Images

 久保建英の所属するレアル・ソシエダは、来年2月に行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトステージ1回戦で、リーグアンのパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦することが決まった。ラ・リーガで好調を維持し、CLでもグループリーグを首位で通過するなど勢いに乗るレアル・ソシエダにとって、言うまでもなくビッグチャレンジとなるゲームだ。

【動画】久保建英が演出した”幻のゴール”の場面 決定的なパスは惜しくもオフサイドに

 しかし、対戦相手、試合日程が決まったレアル・ソシエダには大きな問題が降りかかっている。ラウンド16・1stレグは2月14日にPSGのホームであるパルク・デ・フランスで行われることが決定。これにより、現在チームの攻撃の中心を担う久保建英が、直前まで行なわれるアジアカップの日本代表活動のため、CL1stレグ欠場の可能性が高まっている。

 今回のカタールで開催されるアジアカップで、優勝候補の呼び声も高い日本が勝ち進んだ場合、決勝が行われる2月10日まで久保は代表チームに帯同することに。CL1stレグはその4日後となるため、クラブ合流のタイミング、コンディションなどを考慮すると、背番号14の対PSG初戦の出場は極めて困難となる。

 今季6得点をマークするなど、高いパフォーマンスを披露している久保を欠いての戦いが見込まれる中、スペイン国内メディアもこの問題に言及している。スポーツ紙『as』では12月19日に公式サイト上において、「クボに懸念、PSG戦欠場の可能性」と銘打ったトピックを配信。その中で「すでに混乱は起きている。レアル・ソシエダのスター選手の1人であるタケフサ・クボは、アジアカップのため、パルク・デ・プランスで行われるパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16の決戦、1stレグを欠場するかもしれない」と説いている。

 同メディアは「日本が決勝まで勝ち進む可能性は十分にある」と記し、久保の不在が最も長くなる公算が大きいと予想。その上で、クラブにとって久保が「単なる選手のひとりではなく、イマノル・アルグアシル率いるチームの攻撃の中心的存在」と強調するなど、PSG初戦欠場への危機感を募らせている。

 また、「クボは代表チームを放棄するつもりはないし、レアルもどれほど誘惑に駆られたとしても、彼にそう要求するつもりはない」として久保、クラブ、双方の対応を見通しており、「クボもまた、代表チームとの決勝戦の可能性がある4日後にパリで行われるゲームで、イマノルのために努力することを望んでいる」と綴っている。

 今季、ラ・リーガでさらに注目度を増した22歳は、アジアタイトル奪還を見据える日本代表の命運を握るプレーヤーであることも間違いない。ビッグクラブに挑むレアル・ソシエダは当面の間、頭を悩ませることになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「久保建英」をもっと詳しく

「久保建英」のニュース

「久保建英」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ