乾、武藤が揃って先発出場、レアルを苦しめるも…エイバルはホームで惜しくも敗戦

2020年12月21日(月)7時27分 サッカーキング

フル出場の武藤(右)と決勝点を決めたモドリッチ(左) [写真]=Getty Images

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 20日、リーガ・エスパニョーラ第14節が行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するエイバルはレアル・マドリードと対戦した。乾と武藤は揃って先発出場となり、乾は72分に交代した。

 試合は6分、アウェイのレアル・マドリードが早くも先制する。左サイドのロドリゴがカットインから裏への浮き球パスを入れると、カリム・ベンゼマが華麗なタッチから左足で流し込んだ。

 なおも試合のペースを握るレアル・マドリードは、続く13分、右サイド深くの位置でベンゼマが相手をかわしてマイナスのクロスをあげると、モドリッチがダイレクトで合わせる。このシュートがGKの逆を突き、ゴールネットを揺らした。

 序盤の時間帯に早くも2点を失ったエイバルだが、こちらもようやく反撃を開始。28分、敵陣でのボール奪取からキケ・ガルシアが前を向くと、そのまま右足でシュート。エリア外から放たれたコントロールショットは、ファーサイドのネットへと突き刺さった。芸術的なゴールでエイバルが1点を返すことに成功する。

 その後もチャンスを作るエイバルは40分、ブライアン・ヒルの高速クロスに武藤が右足で合わせるも、これは枠を外れる。レアル・マドリードもゴールチャンスを逃し、前半は1−2のまま折り返すこととなる。

 後半に入ってもゴールに迫るエイバル。56分、前線からのプレスでセルヒオ・ラモスのパスミスを誘うと、拾った乾がゴール前で完全フリーの武藤にラストパス。しかしわずかにこのプレーの意図は合わせることができない。71分には、マークよりも早く反応した武藤がクロスを頭で合わせるも、これは惜しくも枠外へ。その後は徐々に、同点ゴールを狙うエイバルが敵陣でボールを握る時間が続く。

 90+1分には、最終ラインからのロングボールにペドロ・ビガスが抜け出してシュートチャンスを迎えたものの、S・ラモスが決死のブロック。逆にラストワンプレーで、ルーカス・バスケスがベンゼマとのワンツーで右サイドを抜け出すと、そのままGKとの一対一を決めてダメ押し弾を決めた。

 試合はこのまま終了。勝利したレアル・マドリードは、これで首位のアトレティコ・マドリードと勝ち点29で並んだ。一方のエイバルは、今季のホームでの未勝利が続くこととなった。

 次節、エイバルはアウェイでアラベスと、レアル・マドリードはホームでグラナダと、それぞれ23日に対戦する。

【スコア】
エイバル 1−3 レアル・マドリード

【得点者】
0−1 6分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
0−2 13分 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
1−2 28分 キケ・ガルシア(エイバル)
1−3 90+2 ルーカス・バスケス(レアル・マドリード)

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