昨夏に“禁断の移籍”…インテルMFチャルハノール、古巣ミランへの思い明かす「敬愛している」

2022年12月23日(金)16時25分 サッカーキング

MFチャルハノールが自身のキャリアを振り返る [写真]=Getty Images

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 インテルのトルコ代表MFハカン・チャルハノールが、自身のキャリアを振り返った。22日、イタリア紙『コリエーレ・デラ・セラ』が伝えている。

 1994年2月8日生まれのチャルハノールは現在28歳。2012年にカールスルーエ(ドイツ3部)でプロキャリアをスタートさせた同選手はその後、ハンブルガーSVやレヴァークーゼン、ミランなどを経て、2021年夏にインテルに加入した。すぐさま定位置を掴むと、攻撃センスを武器にチームを牽引。今シーズンはここまでのセリエA14試合に出場し2ゴール4アシストを記録している。

 インテル加入当初から2列目のポジションを主戦場に攻撃にアクセントを加えてきたチャルハノールだが、今シーズンはMFマルセロ・ブロゾヴィッチの負傷もあり、レジスタ的な役割を担う機会も増えている。同選手は自身のプレースタイルについて「以前はもっとエレガントで軽やかな、クラシックな10番タイプだった。役割を変えてからは、よりアグレッシブに、自分を犠牲にしてたくさん走るようになったよ」と告白。続けて「ゴールやアシストの数には興味がないんだ。そのようなデータを信じる人が多いことは知っているけど、よく働けば自ずと数字はついてくる」とチームの為に、身を粉にする姿勢を示した。

 インテルは今季、チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージでバイエルン、バルセロナと同居した“死の組”を勝ち上がり、ラウンド16に駒を進めた。“ビッグイヤー”戴冠への思いを明かしたチャルハノールは「チャンピオンズリーグ優勝は、僕の夢のひとつ。今年こそはと信じている。なぜだろうね、本当に特別な思いがあるんだ」と去来。さらに「難しいラウンドを乗り切った。バイエルン戦の敗戦から立ち上がり、自分たちの実力を見せつけた。ポルトは強いチームだけど、バルセロナ戦のようなプレーをすれば、ラウンドを通過できる」と準々決勝進出に向けて自信を覗かせている。

 またチャルハノールは、“古巣”ミランにも言及。2021年夏にセリエA優勝を目指して“禁断の移籍”でインテルに加入した同選手だったが、ミランの後塵を拝す結果に終わった。チャルハノールは「(ステファノ・)ピオリ、(パオロ・)マルディーニ、(フレデリック・)マッサーラとは良好な関係を保っているし、ミランのことを敬愛している。昨シーズンのスクデット獲得については、紳士として祝福した。友人にカラーなんて関係ないからね」と語りつつも、「でも、僕にとってそれは過去のこと。今はインテルのことだけを考えている」と“ネラッズーロ”を纏っていることを強調している。

サッカーキング

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