阪神がヘルナンデスと合意 今季メキシカンリーグで22発 若手有望株との左翼争い参戦へ
2024年12月26日(木)5時15分 スポーツニッポン
阪神・嶌村聡球団本部長が25日、ドミニカ共和国出身の新外国人、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)と単年で契約合意に達したと明かした。背番号、年俸と合わせて近日中に入団発表される。
「長打力もあって守れる、いい選手。期待は大いにしているので、競争に打ち勝って試合に出てほしい」
今季はメキシカンリーグで22本塁打を放った右の中距離砲。今季は82試合で打率・313を残した。身長1メートル93、体重102キロの巨漢ながら一塁、三塁に加えて左翼を守れることが補強ポイントと合致した。嶌村本部長は「来年を考えたときに(生え抜きが多い)チームを補完する選手を獲っていきたかった」と説明。1軍確約の条項はなく、球団は前川、井上、野口、来季高卒3年目の井坪らと左翼争いに参戦させる方針だ。
「メジャー経験がないから日本で成功したい思いが強い」と、強烈なハングリー精神も胸に秘める。来年2月の春季沖縄キャンプに合わせて合流予定。V奪回を期す若き猛虎の起爆剤となれるか注目だ。
◇ラモン・ヘルナンデス 1996年3月2日生まれ、ドミニカ共和国出身の28歳。2014年からダイヤモンドバックス傘下のマイナーでプレーし、最高位は19年の2A。マイナー通算480試合で打率.266、53本塁打、270打点。21年からメキシカンリーグを中心にプレー。今季はアセレロス・デ・モンクローバで82試合に出場し、打率.313、22本塁打、71打点。1メートル93、102キロ。右投げ右打ち。