就任後リーグ戦無敗も「まだ十分ではない」…コンテ監督がスパーズの改善点を語る

2021年12月27日(月)22時35分 サッカーキング

スパーズを復活に導くコンテ監督 [写真]=Getty Images

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 トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、チームの成熟度について語った。27日、イギリスメディア『Football London』が伝えた。

 トッテナムは26日に行われたプレミアリーグ第19節でクリスタル・パレスと対戦し、ハリー・ケインらの得点で3−0の快勝を収めた。11月2日にコンテ監督が就任して以降、トッテナムはリーグ戦6試合無敗(4勝2分)と好調を維持。3試合未消化ながら、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位アーセナルとの勝ち点差を「6」としている。

 コンテ監督就任後は走行距離をはじめ、各種スタッツがヌーノ・エスピリト・サント前監督体制下から向上。コンテ監督もチームの成長を実感しているが、タイトルを争えるまでの力をつけるには多くの改善点が残っていると考えているようだ。同監督はチームの課題について次のように語っている。

「(新体制の)始まりから現在まで、チーム全体が様々な方向で成長していると思う。とはいえ、まだ十分ではないとも思っている。優勝を争ったり、CL出場圏を争ったりするには十分ではないんだ。自分たちの長所はわかっている。弱点もわかっている。弱点を改善し、より強くならなければならない」

「私たちのチームにはクオリティーの高い選手が揃っており、トップレベルの選手もいることはよく分かっている。そして今、私たちがしなければならないのは、パーソナリティの向上、試合のコントロール、ポゼッションの向上、決断の向上、ラストパス、フィニッシュの改善などだ。私たちには改善の余地が多くある。(C・パレス戦では)多くのチャンスを作ったが、もっと得点を決められた」

「今は、ストライカー、ウイングバック、ミッドフィルダーの連係を改善する作業を続けなければならない。自信を持ち、もっともっと個性を出して、自分たちのサッカーをし、もっと試合をコントロールする必要がある」

「成功したいチームにとって、攻守のバランスはとても重要だ。つまり、攻撃しているときは、相手にカウンターのチャンスを与えないように警戒を怠ってはいけない。それと同じで、あまりにも守備的だと受け身になりすぎる。競争力のあるチームを作るためのキーワードは、ボール保持時とボール非保持時の適切なバランスだ。この2点は改善されつつある」

 クリスタル・パレス戦から中1日の28日には、プレミアリーグ第20節でサウサンプトンと対戦する。コンテ監督は同試合に向けて、「48時間後にプレーすることは、どのチームにとっても簡単なことではない。チームの本当の体調を把握したいので、明日になれば分かるだろう。多くの選手が入れ替われば、そう簡単にはいかないのが普通だ。フレッシュなチームを作ることができるが、アイデンティティを少し失うことにもなりかねない。ベストな決断をするつもりだが、それは簡単なことではないだろう」と語っている。

サッカーキング

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