高校サッカー選手権が開幕! 名古屋・田中響貴主将が宣誓「サッカーができない日々の連続も諦めることなく…」

2023年12月28日(木)13時57分 サッカーキング

名古屋・田中響貴主将[写真]=金田慎平

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 第102回全国高校サッカー選手権大会の開会式が28日に行われた。

 開会式は選手入場からスタートした。応援マネージャーを務める藤﨑ゆみあさんを先頭に、前回王者・岡山学芸館(岡山)をはじめとする47都道府県の代表48校が、3大会連続の使用となる国立競技場を行進。その後は、国歌演奏、岡山学芸館による優勝旗返還などの行事が実施された。

 選手宣誓を務めた名古屋(愛知)の田中響貴主将は、今大会にかける意気込みと感謝を語った。

「私たち、代表48校は、厳しい地区大会を勝ち抜き、ここ国立競技場に集えたことに感動しています。第102回を数える今大会は、久しぶりにみんなの声がスタジアムに戻ってきます。苦しい時や辛いときに、僕たちの背中を押してくれたのは、いつも仲間の声でした。歓喜のとき、より一層の喜びをもたらしてくれたのは、支えてくださる多くの方々の声でした。

これから夢舞台は幕を開けます。スタジアムに響き渡る声は、僕たちにきっとかけがえのない繋がりを感じさせてくれるはずです。振り返れば、僕たちの青春は順風満帆とはいえず、思うようにサッカーができない日々の連続で、それはまさに苦難のときでした。

しかし、ここにいる誰もが諦めることなく、今日この日にたどり着くことができました。苦難は僕たちに忍耐することを教えてくれました。その忍耐は僕たちをより強く、たくましいものへと成長させ、目指すべき目標、希望を与えてくれました。一人では到底立つことはできなかったこの夢舞台。仲間、指導者の方々、家族、この大会に携わるすべての方々に感謝します。

そして、最後にスポーツはみんなを笑顔にします。スポーツは他の誰かの勇気やきっかけになります。スポーツは世界を平和にします。僕たちのサッカーが、日本の、世界の一隅を照らす希望の光になるよう、心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くしてプレーすることをここに誓います」

 高校サッカー日本一の称号を懸けて48チームによって争われる同大会は、同日15:00にキックオフを迎える早稲田実業(東京B)と広島国際学院(広島)の1回戦からスタート。決勝戦は2024年1月9日に予定されている。

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