初の選手権出場へ導いた早実の“主将”西山礼央 一定の手応えも感じた「力の差」

2023年12月28日(木)23時36分 サッカーキング

早稲田実業の西山礼央[写真]=金田慎平

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 第102回全国高校サッカー選手権大会の開幕戦が28日に国立競技場で行われ、初出場の早稲田実業(東京B)は同じく初出場の広島国際学院(広島)と対戦。結果は0−2で敗れ、無念の1回戦敗退に終わった。試合後、早稲田実業のキャプテンを務めた西山礼央(3年)がメディアからの取材に応じた。

 初の全国大会出場でいきなりの開幕戦だったが、西山は「緊張を楽しんでやろうと言っていたので、そこまで緊張はしなかったです」と言う。ただ、国立競技場のような大きな試合会場での経験は少なく、「距離感が狂うのは正直ありました。ディフェンスラインがはっきりクリアする部分であったり、一つひとつのズレを感じる部分はありました。そこから綻びが出たのかなと思います」と経験不足を感じる点もあったようだ。

 前半と後半に1点ずつ、スローインの流れから高さを活かしてゴールを許したことについては、「相手の映像は見ていましたし、セットプレーやロングスローが強みだということは分かっていました。その分析はチームとしてやってきました」と対策は練っていたようだが、「ただ、体が強くて、体の使い方もうまかった。僕たちも14番(野川一聡)を入れて、対応しようと思ったんですけど、それでも相手の方が強くて…という感じです」と、力及ばなかったことに悔しさを滲ませた。

 両校に決して大きな力の差があったわけではない。早稲田実業も決定機を何度も作り、ゴールが一つ決まっていれば、また異なる展開になったはずだ。西山も「全く通用しなかったわけではなく、自分たちがやりたいことも少しはできたと思います」と一定の手応えを口にする。

 しかし、「相手のレベルが高くて、自分たちのやりたいことが封じられる部分もありました」と、及ばなかった部分があったのもまた事実。「結果として、スピード、力の差を見せつけられました」と語り、「『全国で勝利して、大きく歴史を変えたい』と、みんなが強く思っていましたし、そのためにやってきたので、できなくて残念です」と、あらためて悔しさを口にしていた。

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