元鹿島&大宮の石井正忠監督がタイ代表”初陣”へ!「僕自身もしっかりとチャレンジしたい」

2023年12月31日(日)15時59分 サッカーキング

[写真]=三島大輔

写真を拡大

 タイ代表は31日、元日に開催される『TOYO TIRES CUP 2024』の日本代表戦に向け、国立競技場で公式練習・会見を実施した。この一戦がタイ代表監督としての“初陣”となる石井正忠監督は「28日まで国内リーグがあり、なかなかメンバーも集められない状態でした。どういった戦い方ができるかは分かりませんが、素晴らしい日本代表という相手に対して、僕自身もしっかりとチャンレンジしたいと思います。明日は満員の観客の皆さんの前で出来るので、タイ代表がどれだけの力を見せられるか。そういった試合にしたいと思います」と語った。

 かつて鹿島アントラーズ、大宮アルディージャを率いた石井監督は、2019年12月にタイ・リーグ1(1部)のサムットプラーカーン・シティの監督に就任。21年12月からはタイの名門ブリーラム・ユナイテッドを指揮し、1年目から国内3冠(タイ・リーグ1、タイFAカップ、タイリーグカップ)を達成し、年間最優秀監督賞を受賞した。翌シーズンもクラブを国内3冠へ導き、タイ史上初の偉業を果たした。そして今年22日、アレシャンドレ・ポルキン氏の監督解任を受け、タイ代表のテクニカルディレクターから指揮官に転身。日本人監督がタイ代表を率いるのは、19年7月から21年6月まで指揮を執っていた西野朗氏以来、史上2人目となる。

 約4年間、タイサッカーに携わり、自身初となる代表監督に就任した石井監督は、タイ代表の可能性について「僕が日本にいてACLで対戦した時よりも、サッカーの質が良くなっている。個人の能力でもある部分では日本人選手よりも勝っていると思う。4年間タイにいてそう感じているので、そこをさらに伸ばしながら、改善するところは改善していきたい」とコメント。「攻撃が好きな選手たちが多いので、攻撃に行く時のスピード感や守備の時もアグレッシブに相手のボールを狩りに行く姿勢は、日本人よりもあると思います。あとはタイ人の気質的に『なんとかなる』という部分があって、失敗した時でも前向きにやってくれる。そういった前向きな部分はプラスにしていきたい」と話した。

「明日はチャレンジをして、タイ代表の選手たちの力を100%出してもらえれば。もちろん勝ちたいですけど、そこが出せれば結果はどちらでもいいかなと思っています。積極的にボールを奪うこと、得点を狙うこと。そういったメンタリティで戦うための準備を働きかけて、90分戦ってもらえればと思います」と意気込んだ。

 日本代表史上初の“元日決戦”となる『TOYO TIRES CUP 2024』は、明日1月1日(月・祝)国立競技場にて14時キックオフ。NHK総合テレビで全国生中継される。

サッカーキング

「監督」をもっと詳しく

「監督」のニュース

「監督」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ