池袋では「三角コーン」もニットを着させてもらえるらしい 寒いからなの?主催者に聞く

2024年1月7日(日)8時0分 Jタウンネット

「池袋のこのかわいい試みなんなんだろ??」

そんなつぶやきとともに投稿された光景がX(ツイッター)上で注目を集めている。

路上に並ぶいくつもの白い三角コーン。そこには色とりどりの編み物が巻かれている。

なんとも不思議な光景だが、セーターを着て冬支度をしているかのような三角コーンはどこか可愛らしい。

こちらはXユーザーのポルカ社(@po_polka)さんが、2023年12月21日に投稿した写真。

オシャレな三角コーンの姿に、ユーザーからは1万4000件を超えるいいね(26日夕時点)のほか、

「ニットですか あったかそうだなぁ」
「やだ!これ!参加したい!!」
「可愛い!こういう取り組みはほっこりする」

といった声が寄せられている。

それにしても、どうして三角コーンが編み物をまとっているのだろう?

いけふくろうも、もこもこに!

実はこれ、東京都豊島区内で行われている編みもので公園の木々・建物を飾るプロジェクト「としま編んでつなぐまちアート2023」の展示作品なのだ。

Jタウンネット記者は22日、このプロジェクトの主催団体のひとつであるサンシャインシティ(本社=東京都豊島区) のまちづくり推進部に詳しい話を聞いた。

「としま編んでつなぐまちアート2023」では豊島区にゆかりのあるフクロウをイメージした「編みふくろうの森」をテーマに、5000枚超の編み物アートが、イケ・サンパーク、中池袋公園、JR池袋駅など8か所に展示されている。

同社のまちづくり推進部は、池袋のまちを舞台にいつ来ても「なんか面白いこと」が体験できて、多くの人にこのまちを好きになってもらえる活動がしたいと考えていた。

そんなときに海外で行われている、樹木や建築物を編みくるむ「ヤーンボミング」という取り組みがあることを知ったという。

「日本ではあまり知られていない面白いアートを、国際アート・カルチャー都市構想を掲げる豊島区・池袋でもやってみたいと思ったことをきっかけに 2021年からこの取り組みをはじめました。
区民参加型のワークショップなどを通して公共空間を彩ることで、参加者も観る人も豊島区や池袋に愛着を持ってもらえると良いなと思っています」(同社・まちづくり推進部)

今回、豊島区内の「ヤーンボミング」がSNS上で注目を集めたことについて、まちづくり推進部の担当者は次のようにコメントしている。

「『池袋でこんなことをしているんだ!』と色々な方に興味を持っていただきたいと思っていたので、大きな反響をいただき、とても嬉しいです。
投稿をご覧になった方が池袋に実際にお越しいただき、体感してもらえたら嬉しいです」

「としま編んでつなぐまちアート2023」の作品展示は、24年1月31日まで。ほっこりあたたかな気分を味わいたい人は、池袋に足を運んでみては?

Jタウンネット

「角」をもっと詳しく

「角」のニュース

「角」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ