義祖母に贈る「干支あみぐるみ」辰年も誕生 こめられた思いがあったかい
2024年1月15日(月)8時0分 Jタウンネット
2024年の干支、辰にちなんだ作品がX(ツイッター)上で注目された。
こちらは2023年12月28日、東京都在住のかろくり(@karokuri)さんが
毎年義祖母さんに送ってる干支あみぐるみ完成 早く送らねば!!!
とつぶやきながら投稿したこの写真。
緑色の身体に長いひげ、そしてクリっとした丸い目が可愛いらしい辰のあみぐるみだ。
これはかろくりさんが大分県に住んでいる義祖母(夫の祖母)に贈るためにあみぐるみキットで作ったもので、毎年このような干支のあみぐるみを贈っているという。
いったいなぜ、義祖母にあみぐるみを?
Jタウンネット記者は9日、かろくりさんに話を聞いた。
全て揃うまで健康で...
かろくりさんが義祖母にあみぐるみを贈りはじめたのは、2021年12月のこと。2022年は寅年だったため、虎のあみぐるみを贈ったのが始まりだった。
義祖母とは、あちらからお米や野菜や果物が届き、かろくりさんも子供たちのフォトブックを送るという関係性。だが実は、電話で話したことがあるだけで、実際に会ったことはないそう。
どうしてそんな義祖母にあみぐるみを送っているのか。その理由を、かろくりさんはこう語る。
「90歳を超えた高齢の義祖母が、干支全てが揃うまで健康に長生きして欲しい気持ちを伝えたくて贈り始めました」
毎年あみぐるみを楽しみにしているという義祖母は、今回の辰のあみぐるみについても、とても喜んでくれたそうだ。
かろくりさんいわく、辰のあみぐるみの制作はバランスが難しく、組み上げに手こずったものの、楽しかったとのこと。こだわりは髭の形と、可愛らしくするために見本よりも短くした角だ。
義祖母に長生きしてほしいというあたたかくて優しい思いをこめて毎年制作されるあみぐるみ。
残る9体も、毎年楽しみに待っていればあっという間に揃ってしまうかもしれない。