【吉祥寺グルメ】人気町中華の裏メニュー「味玉多すぎチャーハン」はウマいのか? 実際に食べてきた

2025年1月19日(日)12時0分 食楽web


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「このチャーハン、いくらなんでも味玉のせすぎじゃない!?」

 ある日、吉祥寺でランチをしようとスマホで検索していたとき、偶然、この画像を見つけてそう思いました。しかし同時に、食べてみたいとも思いました。というのもこの“味玉多すぎチャーハン”は、東京・吉祥寺の中華街にある裏メニューらしいのです。

 吉祥寺に中華街なんてあったっけ? と混乱しかけたのですが、実は“中華街”といっても、横浜や神戸にあるチャイナタウンではなく、店の名前そのものが『中華街』なのでした。店なのに街とはこれいかに?


店名が「中華街」という面白い名前

 この街、じゃなかった店があるのは、吉祥寺駅の東エリア(ヨドバシカメラの裏手)。味玉のせすぎチャーハンの味が気になって、突撃してきたので、さっそくご紹介していきましょう。

『中華街』は気軽な町中華で味は本格的!


吉祥寺駅東口から徒歩1〜2分

『中華街』は吉祥寺駅東口、徒歩1〜2分の場所にありました。創業は26年前、1999年の老舗。入口の装飾は中華街的で派手な感じですが、実際にはこぢんまりした落ち着いたお店です。

 さっそく入店してみると、テーブル席はもちろん、円卓もあってお客さんでいっぱい。ひとり客、グループ客、家族連れなどで大賑わいです。

 メニューを見てみると、いわゆる“町中華”料理というより、本格的な中国料理店といった雰囲気。前菜から肉・魚介のメイン料理、北京ダックやフカヒレ、さまざまな麺類、飯類、そして粥、点心までズラリ。とはいえお値段は高級中華のそれではなく、わりと良心的です。


さまざまな料理が写真付きで載っている見やすいメニュー[食楽web]

 今回はひとり飯で、しかも例の裏メニュー“味玉多すぎチャーハン”(筆者が勝手に名付けてます)が目的なので、他のメニューには脇目も振らず、これと餃子、そしてビールを注文します。

「ビールと餃子。あと、メニューには載っていないのですが、ネットの写真で見た味玉がたくさんのったチャーハンはお願いできますか?」と。

 するとニコニコ顔の店員さんは「ハイハイ、大丈夫。できますよ!」と手慣れた感じで受け付けてくれました。たぶん、筆者のように写真を見てくるお客さんも多いんでしょう。

 待つことしばし。最初に運ばれてきたのは、ビールと餃子です。ネットの口コミで「ここの餃子は何もつけなくても美味しい」と書いてあったことをチェック済み。“餃子が旨い店は間違いない”というのが筆者のモットーなので、ワクワクが止まりません。


『中華街』の「餃子」(430円)は、何もつけなくても美味

 その餃子は、確かに調味料の類(醤油、酢、ラー油、コショウ)は一切なしで皿1枚で置かれ、店員さんに「そのまま食べてください」と言われました。


餃子の餡がとっても美味しいです!

「せめてラー油だけでも」と懇願しかけましたが、とりあえず一口食べてみると、確かに調味料は不要。というより、このままのほうが、餃子餡の美味しさをしっかりと感じられそうです。プルンとしたみずみずしい皮の中の餡は、野菜と肉が半々で、自然な旨味と甘味が口に広がります。あっという間に5個をペロリ。もう1皿を頼もうかと思っていた矢先、お目当ての裏メニュー“味玉多すぎチャーハン”が登場!


『中華街』の裏メニュー「香港チャーハン」(900円)に味付け玉子6個載せ(660円)で、合計1560円

 写真で見てはいたものの、実際目の前にするとギョッとします。煮卵半個が12個、つまり、卵6個分がチャーハンの上に載っているわけです。

 ちなみに、こちらのチャーハンメニューは、「香港(五目)チャーハン」、「海老チャーハン」、「牛肉チャーハン」、「蟹チャーハン」、「餡かけチャーハン」の5種類があり、この裏メニューは特に指定しなければ「香港(五目)チャーハン」(900円)の上に味玉6個分(660円)をのせたものが登場します。

 では実食です。見た目には、冒頭でも書いたようにトゥーマッチですが、味わい的にはどうなんでしょうか。チャーハンの量と煮卵の量のバランス問題が気になるところです。


パラパラであっさり味のチャーハン

 まずは煮卵をどかし、下の香港チャーハンを確認してみると、パラパラで、細かくカットしたチャーシュー、レタス、玉子、ネギがまんべんなく混ざり合っています。食べてみると、脂っぽさはなく、味付けもあっさり。とってもヘルシーなタイプです。

 そして、煮卵をスプーンですくって食べてみると、黄身がとろ〜り、白身は過不足のない適度な醤油味で、濃厚な黄身の味が口いっぱいに広がる、非常に優秀な煮卵です。


煮卵の味の塩梅がめちゃくちゃ良い!

 あまりに美味しいので、1個食べたら、すぐにもう1個食べたくなります。チャーハンをかっこみ、煮卵2個(つまり1個分)を食べる。これを4回繰り返したところで、チャーハンが残りわずかとなってしまいました。

 煮卵は残り4個もあります。そう、やはり煮卵、多すぎなんです。チャーハンの量は普通なので、卵が余る。これはチャーハンを大盛りにすべきだったのかもしれません。あるいは餃子と煮卵をアテにビールを楽しむのが正解だったのかも。

 そこで、残った煮卵のとろりとした黄身を、残りわずかなチャーハンに回しかけて、卵かけチャーハンにして食べてみることに。これがビンゴ。あっさりしたチャーハンが黄身の濃厚な味わいをまとうことで、まごうことなき絶品に変身しました。やはり煮卵が優秀なので、何をしても美味!

まとめ

 なんとか完食しましたが、この煮卵の量は、一人で食べるにはやっぱりトゥーマッチ。チャーハンを大盛りにする、または、複数人でシェアするのがオススメです。

 とはいえ、この吉祥寺の『中華街』、ひとりでも気軽に入れるし、グループでもOKだし、他のメニューもいろいろ美味しそうなので、今後も吉祥寺の店リストに入れておこうと思いました。

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO
店名:中華街 吉祥寺本店
住:武蔵野市吉祥寺本町1-31-13 アサカビル1F
TEL:0422-21-3070
営:11:00〜翌8:00
休:毎年2月30日と31日

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