バレンタイン間近! 今年の「アムール・デュ・ショコラ」で狙いたい注目チョコレートは?

2021年1月23日(土)10時47分 食楽web


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 年に一度のチョコレートの祭典として親しまれている高島屋のバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」が、今年は店頭とオンラインで開催されています。高島屋のバイヤーが厳選した日本初上陸のブランドから、おうち時間が増えた今ならではのチョコレートなど、目が離せないものばかり。

 そんな100以上のブランドが集う同イベントで販売されるチョコレートのなかから、注目の逸品をピックアップしました。2021年のバレンタインのトレンドと楽しみ方をご紹介しましょう。

日本初上陸ブランドのキーワードは「台湾」と「サステナブル」


「台湾産グランクリュカカオ&クラシックトリュフ(2種類計6個入)」(3348円)を手掛けるオーナーパティシエYu氏は32歳の若き実力派

 日本初上陸の海外ブランドが多数登場するのもアムール・デュ・ショコラの特徴。今年の初上陸チョコレートで注目したいテーマは「台湾」と「サステナブル」です。

 まずご紹介したいのが、2016年・2017年のインターナショナルチョコレートアワード アジア・パシフィック部門で台湾ブランドとして初受賞した『YUショコラティエ』。トリュフをはじめ、ジャスミンや文旦の花の蜜など、台湾産素材の魅力を引き出したボンボンショコラが登場します。


「ショコラアソート(6種類計6個入)」(3132円)は、台湾産カカオ、Yiu、文旦蜜、ジャスミン、金柑レモン、シェリーリュウガンの6粒がセットになっている。試食したところ、フルーティーなカカオの香りとほのかな甘さが絶妙だった

 台湾=チョコレートというイメージはあまりありませんが、オーナーパティシエのYu氏はフランスの『ジャック・ジュナン』での修業経験もあるスゴ腕。チョコレートには台湾ならではの食材が使われているので、味覚で台湾旅行気分を楽しめるというのも、このご時勢には嬉しいですね。


「レ・ミニャルディーズ(4種類計8個入)」(2592円)は、ほんのり甘じょっぱさを感じるサブレサンド。ザクザクした食感もクセになる

 続いて注目したいのが、日本初上陸となるフランスのブランド『ミニャール』のサブレサンド。こちらはバニラやカシスなど4種類のサブレにジャンドゥーヤのガナッシュをサンドしたもので、フランスの国際有機認証機関であるECOCERT認証を取得。生物分解可能なプラスチックを包材に使用するなど、サステナブルな取り組みも注目されているブランドです。

高島屋のバイヤーが注目する気鋭のショコラティエは?


右は「バーグルモン(4種類計4個入)」(3618円)、左は「ヌーボーセレクション(4種類計9個入)」(3402円)。筆者が試食したヌーボーセレクションの1フレーバーは、ひと口食べるとジンジャーブレッドが広がり、和の生姜よりも少しスパイシーな味わいだった

 もちろん、世界的に著名なショコラトリーもハズせません。パリのマレ地区に店舗を構える『ジャック・ジュナン』のジュナン氏といえば、数々の受賞歴を誇る超有名ショコラティエ。同氏のスペシャリテ「キャラメル」を始め、さまざまな素材を組み合わせたバータイプのショコラは一度食べる価値あり。

 そのほか、個性的なチョコレートを探している人におすすめなのが『ヴァンサン・ヴァレ』です。ワールドチョコレートマスターズ2015において、当時27歳で優勝したショコラティエで、バジル&レモンのキャラメルドームなど、見た目の美しさと味の意外性を楽しめるのが魅力です。


「高島屋セレクション(9種類計9個入)」(3456円)のなかには、高島屋のために製作された3種類のショコラも入っている。今回はピーナツプラリネを試食したところ、キャラメルのような香ばしさがあり、ピーナツの風味も最高

 意外性といえば、フランスの若手シェフのなかでも注目株と言われる『ジュリアン・デジュノ』も忘れてはいけません。日本の紫蘇を使ったペーストとデシュノ氏自慢のプラリネとのマリアージュが楽しめる新作や、繊細なテクニックや隠し味が効いたプラリネがいただけます。


右は「クラシックプラリネアソート(3種類計9個入)」(3348円)、左は「プラリネビークッシュ(3種類計9個入)」(3348円)。紫蘇とレモンのフルーツペーストを使ったショコラは、レオンがしっかり感じられ、紫蘇は程よく風味が残る程度だった

 このほか、『パトリック・ロジェ』、『ジャック・ジュナン』、『ピエール・エルメ・パリ』、『ラ・メゾン・デュ・ショコラ』、『パティスリー・サダハル・アオキ・パリ』、『ローラン・ル・ダニエル』のショコラがセットになった「スペシャルコラボレーションBOX 2021(6個入)」(3456円)も登場します。まさに夢の共演ともいえるこのBOXはぜひ食べておきたいところ。

ニューノーマルな時代ならではのチョコレートもお目見え


『TOMIZ(富澤商店)×ショコラティエ パレ ド オール』では「家で作るガトーショコラセット」(3996円)と「家で作るナッツとドライフルーツのサラミセット)(3780円)が登場

「おうち時間」を楽しむためのチョコレートは、まさに今の時代ならでは。自宅でプロの味を再現できるキットはもちろん、トッピングを変えて味変を楽しめるユニークなチョコレートも多数出てきました。

 筆者がとくに気に入ったのは、有名パティシエ・辻口博啓氏が手掛ける『モンサンクレール』の「ピスタピスタ」です。カカオ感たっぷりなガトーショコラにピスタチオのガナッシュを組み合わせており、ここにセットの「フランボワーズソース」と「苺のフリーズドライ」をトッピングして味の変化を楽しめます。


「ピスタピスタ(1本)」(3240円)は、そのまま食べると甘さが強め。フランボワーズや苺の酸味との相性がいい

 今回ピックアップした以外にも、アムール・デュ・ショコラでは世界中のチョコレートが購入できます。オンラインストアはすでに販売を開始しており、高島屋各店(関東)では1月27日から順次スタートとなっています。今年はおうち時間を楽しむためにも、自分用にちょっといいチョコレートを選んでみては?

●DATA

アムール・デュ・ショコラ

https://www.takashimaya.co.jp/store/special/amour2021/

●著者プロフィール

今西絢美
「おいしいものナビゲーター」として、調理家電や食に関する記事を執筆。フードツーリズムマイスター、利酒師の資格も持つ。ウェブサービスやアプリのトレンドも絶賛追跡中。コンテンツ制作会社「TEKIKAKU」取締役。

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