ケニアの「家事代行」がスゴイ(というかヤバイ)とのウワサ / カンバ通信:第355回

2024年1月31日(水)20時30分 ロケットニュース24

ジャンボ〜! 今月最後のカンバ通信は、リクエストボックスに届いた読者様からの質問に答えたいと思う。今回の内容は……

「ケニアでは男性も家事や育児を日常的にしますか? 家事分担などあるのでしょうか?」

うん! 簡単に答えよう!

まず大前提として「人による」ってのがあるわな。「家庭による」というか。

それは日本でも同じだと思うけども。でもまあ、ケニアで一般的とされる話をしていくね。

ケニアの夫は、家事も育児もする。オレもやる。夫と妻の家事分担もある。ウチもある。

そして、その分担は家庭による……なのだが、子育てに関しては、妻は夫よりはるかに多く子供の世話をする。

その一方、ケニアの男性の中には、家事の仕事に専念している人もいる。

いわゆる「家事代行」というやつなのだが、非常にオイシイ仕事であると噂では耳にする。

あくまで聞いた話、ウワサ話なのだが、私が知る限りの家事代行は以下のような感じだ。

まず、泊まり込みの場合は、家賃を払う必要もなく豪華な家に滞在が可能

さらに食べ物も無料でありつける

なんなら自分の家に住む家族のために食料を確保することもできる

しかも料理や家事をしている最中、こっそりと他の仕事(副業)をすることも物理的に可

テレビを見たり、無料で映画を見たり、ソファでくつろいだり、要するにサボることも余裕でできる

なぜここまで自由にできるのかといえば、ボスである旦那様や奥様は、日中ほとんど家に帰ってこないからだ。

しかも家事代行の賃金が安かったり、時には未払いだったりすることも非常に多いらしく、上記のような「自由にやる(もらいまくる)家事代行」が一般的になっているのだとか。

なかなかの無法地帯であると私は思うが、それでも家事代行をお願いする夫婦がいるのには理由がある。

自分の家の家事をしてくれる人や、自分の子供の世話をしてくれる人を探すのが非常に困難だからだ。

ケニアにも保育園はある。オレも過去に記事にした。

しかし、子供たちを甘やかせるために(言うことを聞かせるために)お菓子や食べ物を与えまくったり、健康上、ならびに教育上よくないこともあるらしい。

仕事に忙しいお金持ちの夫婦だったら、そもそも保育園に連れて行く時間もない。

なので、家に来てくれて、いろいろとやってくれる家事代行(育児も代行)がお金持ちの間では流行っている……のだとか。

ちょっと質問とはズレた回答になっちゃったので話を戻すが、夫婦間の家事分担については、夫と妻が、同じ立場にいることが大切だと私は思う。

どちらが上、とかではなく、どちらも対等。

そして、子どもたちの世話をどのようにすれば最適なのかについて、誠心誠意、正直に話し合うこと。

夫婦にとってコミュニケーションはとても大切。いや、それこそが全てだといっても過言ではない。

十分なコミュニケーションをとり、お互いがお互いを補佐し、しっかりと育児もしていくことが重要だ。

ちなみにケニアではお互いの関係が非常に悪い夫婦が実に多く、中には会話すらしない夫婦もいたりする。そうなったら家事とか分担とか、それどころではなくなる。

なので、まずはコミュニケーション。それが夫婦円満、良い家庭を築きあげる第一歩であると私は思う。てな感じでクワヘリ〜!

執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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