カリッと揚がっておいしそう... 岐阜で発見された「ゴジラの唐揚げ」が話題に

2020年2月8日(土)8時0分 Jタウンネット

ゴジラが唐揚げにされていたと報告するツイートが、2020年2月2日に投稿され、いま話題になっている。


ゴジラが唐揚げにされる町...ここは食品サンプルの里、郡上八幡 pic.twitter.com/6zrYYMJ5Tf
- 瞬 月凌 2/16お毒味2ndレコ発 (@shunshun0211) 2020年2月2日

写真を見てみよう。確かに、おなじみのポーズ......、あのゴジラのようだ。ただ、全身にまとっている衣(ころも)は何だろう? なんだか美味しそう......。こんがりとキツネ色に揚げられているようでもある。


「ここは食品サンプルの里、郡上八幡」というコメントが添えられている。岐阜県郡上市で発見されたゴジラなのだろうか? また、食品サンプルの里とは、いったい何なのか。


Jタウンネット編集部は、この「ゴジラフライ」を飾っている店に、詳しい話を聞いた。


「ゴジラフライ」は外国人観光客にも大人気!


Jタウンネットの取材に、冒頭のツイートを投稿した瞬月凌さんは次のように答えた。


「郡上市に行ったのは、2020年2月初旬。『福よせ雛』をやっている時期だというので、白川郷の帰りに寄らせてもらいました。場所は、名水百選で知られる宗祇水の近くです。よく覚えてないのですが......、上田酒店というところらしいです。
何気なく飾ってあったのを何気なく撮ったので、まさかお店の看板マスコットだとは......。 日曜の夕方でお休みの店が多く人も少ない時でした。 ゴジラの周りも人気(ひとけ)がなく......繁忙期の昼だったらインスタ映えで人だかりができてたかもしれませんね」



唐揚げにされたゴジラは、郡上市八幡町本町の上田酒店の看板マスコットらしい。


Jタウンネット編集部は上田酒店に電話して、さらに詳しい話を聞いた。


上田酒店店主の松浦裕之さんは次のように話してくれた。


「郡上市は食品サンプルの発祥地なんです。岩崎さんという方が始められた岩崎模型製造という会社があり、東京・大阪はもちろん全国に、出荷食品サンプルが出荷されています。
今から30年ほど前になりますが、岩崎さんのところで、社員による食品サンプルのコンテストがありました。その優秀作品の展示会に、たまたま行った時、このゴジラを見つけたのです。私は、大の怪獣ファンで、とくにゴジラが大好きだったので、岩崎模型の社長さんに直接かけあって、どうしても譲ってほしいと頼み込んで、買い取らせてもらったものです」



以来30数年、看板マスコットとして、上田酒店の店頭に飾られている。最近は外国人観光客にも大人気で、「ゴジラフライ」というニックネームも付けられ、海外のメディアにも取り上げられているそうだ。


「ゴジラフライ」の人気は高まる一方で、一緒に写真を撮る人が絶えないそうだ。「つい触りたくなる人もいるんでしょうね、衣の修理に手がかかります」と松浦さん。岩崎模型に持ち込んで修復してもらうこともあるが、「最近はかんたんなことなら、自分でやれるようになりましたよ」と語る。


30年前に岩崎模型から入手したゴジラだが、その作者には一度もあったことがないと言う。当時、郡上市の工場で働いていた社員さんであることは確かだが、なぜか誰だか分からないそうだ。「一度、お目にかかってお礼を伝えられると良いのですが......」と松浦さんは話した。


「水のまち」と呼ばれる郡上八幡で、古き良き町並みを歩きながら、「ゴジラフライ」に出合う、そんな旅も楽しそうだ。

Jタウンネット

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