学芸員の悲喜こもごもが伝わる迷品コレクション「館長!これどうするんですか!?」展、アクセサリーミュージアムで開催中

2024年2月8日(木)8時25分 マイナビニュース

世界でも珍しいコスチュームジュエリー(装身具)専門の美術館、アクセサリーミュージアム(東京都目黒区)が、収蔵庫の改修によって改めて明らかになった私的な収蔵品が一堂に会する企画展「館長!これどうするんですか!?」を、5月25日まで開催している。
同館は、コスチュームジュエリーのメーカーベンダーであった田中美晴・元子夫妻のコレクションをもとに設立された私立美術館。収蔵品のほとんどはファッション、特に彼らの仕事であった装身具に関するもので、1960年代後半頃から、買い付けやリサーチのために蒐集された。実はおのおのが趣味に任せて購入した私的な土産物も、収蔵庫のかなりの割合を占めているという。
例えば中型犬ほどの大砲や、人骨が使用されることも多い密教儀式用ホルン、超絶技巧の刺繍で全身が彩られた清朝の皇帝服(龍袍)、爪の先ほどしかないミニチュアなど、単なる土産物と呼ぶには玉石混交すぎるアイテムたちが、時に学芸員を泣かせ、時に笑わせ、そして時にぎっくり腰を発症させてきた。
同企画展では、収蔵庫の改装で新たに‟発掘”された、こうしたアイテムを展示しながら、あらためて私立美術館としての「所蔵品」の魅力について考えるもので、つい「館長!これどうするんですか!?」と叫んでしまうような私立美術館ならではの悲喜こもごもを楽しんで欲しいという。
期間は5月25日まで、料金は1,000円(学生600円)。

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