年金は年間100万円ほどで、アルバイト年収70万円ほどあります。確定申告は必要ですか?

2024年2月11日(日)8時10分 All About

年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、年金を年間100万円ほどもらいながら、年収70万円のアルバイトをしている人の確定申告についてです。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年間100万円ほどの年金収入と、年70万円ほどのアルバイト収入ある場合、確定申告は必要になる?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「60代、年金は年間100万円ほどで、アルバイト年収70万円ほどある場合確定申告は必要なのか?」

A:確定申告不要制度が適用される年収であれば、確定申告は不要

年金を受け取りながらアルバイトをしている場合は、確定申告する必要があります。年金収入は雑所得として、アルバイト年収は給与所得として、それぞれ課税対象になるからです。
ただし、年金には「確定申告不要制度」というものがあり、公的年金等の合計額が400万円以下、アルバイトなどの所得が年間20万円以下の場合は、確定申告は必要ありません。アルバイトの給与所得20万円は年収にすると75万円となります(年収75万円−給与所得控除55万円=所得20万円となるため)。
このケースのように、公的年金等の合計額が400万円以下、年収75万円であれば、確定申告の必要はありません。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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