年金をもらいながら、月収10万円のアルバイト。確定申告は必要?

2024年2月14日(水)20時30分 All About

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年金をもらいながら、月収10万円のアルバイト。確定申告は必要?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「60歳で年金をもらっていて、月額約10万円、年間で120万円。去年1年間、月収10万円のアルバイトをして年収は120万円ぐらい。確定申告は必要となるのか?」

A:一般的には年収75万円を超えた場合、確定申告が必要になります

老齢年金をもらいながら、アルバイトをしている場合は、確定申告が必要か、必要でないかを判断する必要があります。
「確定申告不要制度」というものがあり、老齢年金額が年間400万円以下の人は、そもそも確定申告不要となっています。さらに、年金以外の、アルバイトなどの所得が年間20万円以下の人も確定申告は不要です。所得が20万円以下というのは、年収にすると75万円以下(20万円+給与所得控除55万円)となります。年金が400万円以下であっても、アルバイト年収が75万円を超える場合に確定申告が必要となります。
監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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