入会金110万円、年会費66万円! ラグジュアリーカード最上位「ブラックダイヤモンド」会員限定のパーティーを覗いてきた

2024年2月14日(水)14時1分 マイナビニュース

多くの経営者や富裕層に愛されているアメリカ発のクレジットカード「ラグジュアリーカード」。そのなかでも最上位のグレードである「Mastercard Black Diamond」(以下、ブラックダイヤモンド)会員だけしか参加できない限定イベントが、1月某日に都内で行われた。取材に入ることができたのでレポートする。
○入会金110万円、年会費66万円で金属製カードに天然ダイヤを使用
2016年に日本に上陸したラグジュアリーカードは、年会費5万5,000円の「チタニウム」、年会費11万円の「ブラック」、年会費22万円の「ゴールド」の3種類を発行していたが、5周年を迎えた2021年11月よりブラックダイヤモンドを発行開始。ブラックダイヤモンドは入会金110万円、年会費66万円となっており、招待を受けたゴールド会員しか申し込むことはできない。
そのサービス内容は当然ながらすべてゴールド以上。2%のポイント還元率や専用のコンシェルジュチームによるサポート、ホテルやエアラインでの各種優待、会員制レストランや予約困難店を定期的に確保して優先案内するなど、多彩な特典が用意されている。
また、ラグジュアリーカードは全カードが金属製となっているが、ブラックダイヤモンドはカードに天然ダイヤモンドがはめ込まれていることも大きな特徴。職人により一つ一つ手作業でカットされたものを約1時間かけて磨き上げ、さらに特殊加工でマットブラックに仕上げられている。
○参加したブラックダイヤモンド会員の多くは30〜40代の経営者
今回行われたイベントは、ブラックダイヤモンド会員のためだけに開かれた「New Year Reception」。ラグジュアリーカードでは、ワイン、アート、クルージングなど、毎月設定されたテーマのもとに、カードの種類を問わず同じ趣味を持つ会員が集まるイベントとして「ソーシャルアワー」が定期的に開催されているが、「New Year Reception」は年に1回のブラックダイヤモンド会員限定のイベントとなっている。
「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションホテル」の35階にある「The Bar illumiid」を貸切にした会場には、約35名のブラックダイヤモンド会員が集結。参加者の多くは経営者または個人事業主ということだが、意外だったのは年齢層の若さ。ほとんどが30〜40代で、なおかつ落ち着いた雰囲気の人ばかりであることが印象的だった。
イベントはラグジュアリーカードの日本法人であるBlack Card Iの林ハミルトン社長が会員への謝辞を述べたあとに、ウェルカムドリンクとして用意された「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013」で乾杯。そこからはフリードリンクとこの日だけの特別メニューとして提供された色鮮やかなフィンガーフードを飲食しながら、しばし会員同士の交流が行われた。
ソーシャルアワーはラグジュアリーカードのスタッフと気さくに会話できることも特徴で、「New Year Reception」でもスタッフに対してカードの使い方を相談する会員、サービスについての要望を伝える会員の姿が随所で見られた。経営者の会員が自社サービスの優待を会員コミュニティの中で提供する「LCマーケットプレイス」など、実際に会員の声が反映されたサービスもあり、こうしたイベントはスタッフにとっても貴重な情報収集の場となっているそうだ。
○参加者が語るブラックダイヤモンドの魅力は?
宴もたけなわになってきたところで、ビンゴ大会が行われた。上位2名には前述の「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2013(箱付)」が、3〜4位には非売品のドン ペリニヨン「ノートパソコンケース(ドキュメントケース)」、5〜8位には徳島県上勝町のRISE & WIN Brewing Co.とラグジュアリーカードのコラボ商品「THE BARREL BELGIAN QUADRUPLE by LUXURY CARD 13ヶ月熟成」がプレゼントされた。
このあともしばらく歓談の時間を経て、約2時間のイベントは終了。終盤には会場内の至るところで談笑する会員同士の姿が目立ったが、最後まで穏やかな空気が流れていた。なお、参加した会員には、住所非公開のレストランとして知られるatirom Tokyoとタッグを組み、日本酒「七本鎗」の酒粕を使用、パッケージに東京国立近代美術館が所蔵する横山大観の絵画「生々流転」を用いた「富士山カヌレ」が、おみやげとしてプレゼントされた。
この日は3人の参加者から直接話を聞くこともできた。いずれも経営者で、IT系、建築系、医療系と業種はバラバラだったが、ブラックダイヤモンドを持つ理由として、3人とも今回のようなイベントが数多く行われることを理由にあげていた。法人カードとして広告費などで毎月500〜1,000万円ほどを決済しているという45歳のIT系社長は、希少性やポイント還元率の高さも評価しつつ、普段は出歩かないタイプということで「引きこもりを外に連れ出してくれるカード」と、その魅力を語っていた。
タナカヒロシ たなかひろし 普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。 この著者の記事一覧はこちら

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