米上空に出現した物体は「気球ではない」 パイロットが衝撃発言! 本物のUFOも混じっていた?

2023年2月16日(木)18時5分 tocana


 今月2日、アメリカ各地の上空に謎の白い気球が出現。直径約60メートルの白い球形で、下に8枚の太陽電池パネルがあることが確認された。アメリカ側はこの気球について深刻に受け止め、調査を行った結果、中国の高高度監視気球である可能性が高いという結論に至り、中国当局に連絡したと明らかにしている。


 アメリカ側が慎重になった理由の1つに、問題の気球が通過した場所に米軍基地が多数存在したという点がある。特に最初に謎の気球が確認されたモンタナ州には核ミサイル格納庫を備えたマルムストローム空軍基地が存在していたため、警戒を強めたものとみられている。しかし、もし気球を撃墜した場合地上に残骸が落ちて大きな損害を与える可能性もあることから、4日に気球がサウスカロライナ州沖合いに出たことが確認された上で撃墜となった。


 その後、10日にアラスカ州上空で、11日にカナダのユーコン準州で、そして12日にはミシガン州ヒューロン湖上空で同様の飛翔体が確認され、いずれも撃墜された。特に12日のミシガン州のケースでは気球が高度約6000メートルで飛行していたため、周辺を飛行する民間機に対する懸念が増したため、撃墜措置がとられている。


 急に多数の「謎の気球」が確認されたことから、アメリカ国内メディアでもこれらの物体が何であり、どこから来たのかという憶測が飛び交っている。その結果、SNSでは疑心暗鬼になった人達から「宇宙人による侵略が始まったのではないか」という疑問の声まで出てきているとか。


 そんな疑惑を裏付けるかもしれない事例が、10日にアラスカ州上空で確認された「気球」だ。この気球は「円筒形で銀色がかった灰色」をしていることが確認された後、約6100メートル上空でF-16戦闘機によって撃墜されている。しかし、当事気球に接近した戦闘機のパイロットの音声が流出。そこには「明らかに気球とは違う」という衝撃の音声が記録されていたのである。


 公開された動画はF-16戦闘機がヒューロン湖上空でUFOを撃墜する前の音声とされているが、パイロットたちの交わしている会話から現場の混乱がうかがえる内容となっている。


「あれは気球とは呼べないね……何だろう、私の目にも外にあるのが見えるんだけど」


「私はあれを風船と呼ぶことはできないと思う。確かに外に何か……膨らんだ物体があるように見える。でもかなり小さくてよくわからない」


 一見シュールにも思えるやりとりの中で、彼らはまず目の前の奇妙な物体を何と呼ぶべきか話しだした。パイロットの一人が「形はよくわからないけど。大きさは難しいな……とても遅くて小さいから、はっきり見えないんだ」と話し、「コンテナみたいなものと呼ぶことにしよう」と提案。その物体の大きさについてもあるパイロットは「車より確実に小さい」と表現したが、別の人物が「四輪車と同じ大きさ」だと述べるなど、現場にいた人々でも認識の差異があったようだ。


 最終的に、この「八角形で複数のひも状のものが垂れ下がっていた飛行物体」は撃墜され、確認できる積載物などは無かったと報道されている。


 一応、4日に撃墜された気球をはじめこれらの飛翔体は中国からの高高度監視気球である可能性がきわめて高いとされているが、アメリカ国内で謎の飛翔体が相次いで目撃されていることからさまざまな憶測も飛び交っているそう。UFO愛好家ならずとも「気球に混じって本物の地球外生命体によるUFOも飛んで来ているのではないか」と想像してしまう人も多いようで、SNSを中心に「この気球騒動の背後には地球外生命体がいる」とか「宇宙人による侵略が始まったのではないか」という疑惑まで出てきているようだ。今回公開された音声はこの疑惑を裏付けているようにも思える。また、アメリカ政府が「地球外生命体である可能性は否定できないが、今のところそのような説を裏付ける証拠はない」という公式見解を出した事も興味深い点だ。いずれにせよ、現在アメリカの捜査当局はこれらの物体の残骸の回収と特定に取り組んでいるとのこと。今後の結果が気になるところだ。


参考:「Daily Star」ほか


【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】



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