ロッテと麺屋武蔵の斬新コラボ「揚見(あげみ)だいふく ら~麺」を食べたら、あのパスタの味がした!

2024年2月21日(水)14時0分 ロケットニュース24

麺屋武蔵は東京で14店舗を展開する、1996年創業の老舗ラーメンチェーンである。毎年バレンタインの時期にロッテとタッグを組んで、チョコレートを使ったラーメンを提供することでよく知られている。そのコラボメニューは独創的で、私(佐藤)も過去のメニューを食べている。

そんなロッテと武蔵が新たなコラボメニューの提供を開始した。今回はチョコではなく、アイスの「雪見だいふく」である。ラーメンとアイス!? しかも雪見だいふくを揚げているらしい。実際に食べてみたら、あのパスタの味がした!

・コラボは16年目
ロッテ × 武蔵のコラボレーションは2009年から始まっており、両社のバレンタインコラボは今年で16年目。今年も2月1〜14日まで秋葉原の店舗(麺屋武蔵 巌虎)限定で「レッドガーナ2024」を販売していたそうだ。

ガーナチョコレート誕生60周年を記念し、還暦の象徴「赤」をイメージして、このメニューになったのだとか。私が食べた2012年の味噌ガーナから干支が一周(12年)してるじゃないか! 今でも協業が続いているとは、驚きだ。

残念ながら、私はその還暦ラーメンを食いそびれてしまった。また来年までお預けか……。と思ったら、2月19日〜3月3日まで池袋のお店(麺屋武蔵 二天)で「雪見だいふくPREMIUM」の発売を記念したメニューが登場していた。やった! これなら食える!!

それが「揚見(あげみ)だいふく ら〜麺」(税込1200円)である。その名の通りに、雪見だいふくを揚げてしまっている。ただでさえ、アイスをラーメンにのせるから溶けるに違いないのに、それを揚げてしまうだなんて。なんて大胆なアプローチなんだ。

注文すると、ラーメンと一緒にライスが出てきた。これは希望するお客さんに提供している「ちょこっとライス」のサービスである。

ラーメンは鶏白湯ベースのスープにこれでもか! ってくらい黒コショウが振りかけてあって、中央に揚げた雪見だいふくがのっかっている。見た目からは味の想像がつかないな。

間近で見ると、やはりアイスが溶けだしている。溶けたアイスがラーメンの味にどう影響しているか、気になるところ。

・あのパスタの味がする
まずはスープをすすってみると、スープにはチーズが加えてあり、鶏白湯のあっさりとした旨味の中に深いコクがある。卵黄が4つも落としてあって、混ぜて味わうとまろやかになる。この味、アレに似てるんだよなあ。黒コショウのアクセントがまさしくあのパスタの味

雪見だいふくの下にはチャーシューが隠れている。

チャーシューにもひと手間加えられていて、燻製にしてあるのだとか。ほのかにスモーキーな味わい。まるでベーコンみたいだな。

ますますあのパスタに近い気がしてきた。中太麺をスープに絡めてすすり上げると、もうあのパスタにしか思えない。皆さん、おわかりかな? 

この味、カルボナーラにとっても近いのですよ

たっぷりの黒コショウがあるからこそ、全体の味が引き締まって、食べ進めるうちにさらに美味しさが増していく。アイスの甘味も味の奥深さに一役買っているのだ。

で、主役の雪見だいふくはスープとの相性がとてもよい。まろやかな印象のラーメンの中で、衣のサクサク食感が引き立っている。

揚げているのに、餅の柔らかさが損なわれていない。揚げ方にも見えざる工夫が施されているようである。とにかくクリエイティブな一杯だ。

毎年ロッテとのコラボメニューは、とても手が込んでいて面白い。既成概念に囚われない自由な発想で、視覚的にも味覚的にもお客さんを楽しませている。さて、来年はどんな驚きメニューを提供してくれるのだろうか? 今から楽しみだ。

・今回訪問した店舗の情報
店名 麺屋武蔵 二天
住所 東京都豊島区東池袋1-2-4
時間 11:30〜22:30
定休日 なし
※揚見だいふく ら〜麺は、3月3日まで。1日限定15食

参考リンク:PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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