「たかだか数千円の食事代も出せないの?数千円も出せない貧乏人」友人の誘いを断ったら罵られた女性、何も言い返せず絶縁

2024年3月1日(金)20時29分 キャリコネニュース

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大人になると、収入や社会的立場の差から友人と距離が開いてしまうことがある。なかでも学生時代の友人の場合、ほぼ横並びだったからこそ、違いを受け入れられない人もいるかもしれない。


大阪府在住の50代前半の女性(事務・管理/年収100万円)が20代半ばだった頃、2人の子どもを抱えるシングルマザーで、「30年前はシングルマザーに対しての世間の風当たりは強め」だったと振り返る。息抜きは、高校時代の友人たちとの月に1度の食事会だった。この日ばかりは子どもを両親に預け、「日頃の疲れや悩みを発散したりするのに、とても気晴らしにもなり楽しみにしておりました」と懐かむ。


ところが、女性がやむを得ない理由で2か月連続で不参加だったときに、ある友人に、


「たかだか数千円の食事代も出せないの?数千円も出せない貧乏人」


と罵られた。そこに至るまでに一体、なにがあったのだろう。


「生活していくのがやっとだった」



子ども2人が相次いで風邪を引いたり、水疱瘡になったりと、女性が仕事を休みがちになっていたときのこと。パート勤めだったため休んだ分だけ給料が減り、かなり少ない時期が続いていた。「生活していくのがやっとだった」ため、楽しみにしていた月1の食事会の参加も2か月ほど断念。すると、ある友人が「来月の食事会は参加するよね?」と電話してきたそう。


女性は参加するつもりでいたが、子どもがまた熱を出してしまったため、電話してきた友人に正直にそう伝えた。


「申し訳ないけれど、また子どもの熱で仕事を休みがちになりそうなので、生活費が安定しないので不参加になりそうだと返事をしたところ、『たかだか数千円の食事代も出せないの?数千円も出せない貧乏人』といろいろ言われ、悔しいやら情けないやらで何も言い返せませんでした」


友人は3連続で不参加の女性にヤキモキして「数千円の食事代も出せないの?」と口を滑らせたのかもしれないが、「数千円も出せない貧乏人」と言ったらおしまいだ。


「高校時代とは違い、生活基盤が違ってしまったのだと思い、その日を境に連絡を取らず絶縁しました」


と結んだ。これにより唯一の息抜きだった食事会も終わってしまったなら無念だったろう。当時は今以上にシングルマザーへの理解がなかったようだが、友人には想像力を働かせてほしかったと思わずにはいられない。時代は違っていても共感した人も多いエピソードだったのではないだろうか。

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