定番だけど要注意! 朝に飲むと太りやすい「NG飲み物」とは【管理栄養士が解説】

2024年3月5日(火)20時45分 All About

1日の始まりである朝は、食事だけではなく飲み物にも注意を向けることがおすすめです。本記事では、朝に飲むと太りやすいと考えられる3つの飲み物と、飲み物を選ぶ際のポイントを解説していきます。

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1日の始まりである朝は、眠っていた体を目覚めさせたり、日中の活動を支えたりするために健康的な食事を取ることが大切だといわれています。加えて、食事だけではなく一緒にとる飲み物にまで目を向けられるとさらによいでしょう。
今回は、朝に飲むと太りやすいといわれている3つの飲み物と、飲み物を選ぶ時のポイントを解説していきます。

太りやすい飲み物1:コーヒー

さまざまな研究において、カフェインは血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを悪くし、血糖値を上がりやすくさせると報告されています。
目覚めをよくするために起きてすぐにコーヒーを飲むことが習慣になっている人もいるかもしれませんが、朝1番のコーヒーは肥満のリスクを高める可能性があるので控えた方がよいでしょう。

太りやすい飲み物2:エナジードリンク

エナジードリンクは清涼飲料水にカフェインやビタミン、アミノ酸を添加した飲み物で、若い世代を中心に人気があります。
また、神経を興奮させて眠気を覚ましたり疲労感を解消させたりする効果があるとされていますが、これは主にカフェインの作用によるものです。
エナジードリンクもコーヒーと同様で血糖値を上げやすくする可能性があるばかりではなく、さらに糖分を多く含みカロリーが高くなっているものが多いです。忙しいからといって、エナジードリンクのみで済ませるような食事は好ましくありません。

太りやすい飲み物3:飲むヨーグルト

ヨーグルトや牛乳などの乳製品は、血糖値の上昇を抑えたりメタボリックシンドロームのリスクを減らしたりする可能性があると報告されています。特に朝食で牛乳を取ることは、1日の血糖値コントロールに役立ちます。
しかし同じ乳製品だからといって、飲むヨーグルトには同じような効果が期待できるかどうかは不明です。
むしろ多くの糖分を含んでいるため、血糖値を上げる可能性があることに注意が必要。飲みやすくおいしいというのが仇(あだ)となることもありますので、一度に飲む量や頻度には気を付けましょう。

朝に飲み物を選ぶ時のポイントは?

朝に血糖値をぐんと上げてしまうと、次の食事をとった後の血糖値まで高くなる傾向にあります。
そのため、朝はできるだけ血糖値を上げないように心がけることが大切です。特に飲み物は糖分が多く含まれているものもあるので、注意して選びましょう。飲み物を選ぶポイントは次の通りです。

砂糖が含まれていないものを選ぶ

一見身体に良さそうに見える飲み物でも、飲みやすくするために砂糖を多く添加しているものもあります。
前述の飲むヨーグルトのほか、健康的なイメージのある果物のスムージー、野菜ジュースなどにも糖分が多く含まれていることも。糖質やカロリーチェックをしてから選ぶような習慣を付けましょう。

カフェインが少ないものを選ぶ

前述のように、カフェインは血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きを悪くする可能性があります。お茶程度であれば問題ありませんが、コーヒーやエナジードリンクを朝1番に飲むのは控えた方がよいでしょう。
食事には気を付けることができても、飲み物は見落としやすく、選ぶものによっては肥満のリスクを高める可能性があります。
1日の血糖値に影響する朝食は特に注意を向け、まずは飲み物だけの食事にならないように気を付けること。次に、砂糖やカフェインの含有量を意識して選んでいきましょう。

片村 優美プロフィール

管理栄養士として2つの病院で栄養指導や給食管理に従事したあと、フリーランスとして活動。サイト監修や執筆活動、健康講座の開催のほか、短期大学での指導も行っている。All About 食事ダイエットガイド。
(文:片村 優美(管理栄養士))

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