あえて慣用表現を使うと、友人が? 「身に覚えのある経験」「本当に難しい」
2025年3月4日(火)15時7分 grape

人と会話をする時、あえて『くだけた』いい回しをすることはありませんか。
相手によっては意図が伝わらなかったり、ツッコミを入れられたりして、発した本人がモヤモヤを抱えることがあるでしょう。
漫画家の安堂友子(@tomokoandou)さんは、学生時代に『くだけたいい回しが伝わらなかった』悲しい経験をしたといいます。
友達との会話中、くだけたいい回しをすると?
自分から進んで災いの中に飛び込むことの例えである、『飛んで火に入る夏の虫』という慣用句があります。
学生時代の安堂さんはある時、友人との会話中に、あえて「飛んで火に入るなんとやらだね〜」といったそうです。

安堂さんが使った『〜なんとやら』は、慣用表現の1つ。
安堂さんは、あえてそのようないい回しをしているだけであるため、正しくは『夏の虫』であることを知っています。
しかし、友人からは「夏の虫だよ」と、間違いを指摘されるかのような返しをされたのです…。
友人は、慣用句の一部を「なんとやら」と濁す慣用表現を知らなかったのかもしれませんね。
誤解を訂正するタイミングも逃し、その後、安堂さんはモヤモヤを抱えながら家路につくことになるのでした。
【ネットの声】
・ものすごくモヤモヤしますよね…。ご心中お察し申し上げます。
・とても身に覚えのある経験。会話って本当に流れが速くてむずかしい。
・よくよく考えたら普通に最後までいったほうが伝わるよなぁ…と考えてしまった。
・私も「ウワサをすれば、なんとやらだわ」といった時に「影!」といわれて笑ってしまいました。
慣用句を「なんとやら」と濁す表現は、現代においてあまり知られていないのかもしれません。
しかし、めげずに使い続ければ、きっといつか伝わる時が来るでしょう!
[文・構成/grape編集部]
出典 @tomokoandou