55%が「今後転職するならジョブ型雇用で働きたい」と回答、理由は?

2024年3月6日(水)8時0分 マイナビニュース

パーソルキャリアが展開する転職サービス「doda(デューダ)」は3月4日、「ジョブ型雇用に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は1月13日〜1月15日、20〜59歳のビジネスパーソン500人を対象に、インターネットで実施した。
同調査において、ジョブ型雇用は「企業が人材を採用する際に、ジョブ(職務内容)を明確に定義して特定し、その職務を遂行するために必要なスキルや経験、資格などを持つ人材を採用する手法」と定義している。
ジョブ型雇用を知っているか質問したところ、「知っていて、ほかの人に説明できる」と回答した人は、全体の12.1%だった。年代別では、20代が17.9%、30代が15.7%、40代以上では8.4%と、若い年代ほど認知率が高かった。
メンバーシップ型雇用とは、「企業が人材を採用する際に、職務内容や勤務地を限定せずに、企業に適した人と雇用契約を結び、社員として長期的に育成する雇用形態」のこと。「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」のそれぞれに対する印象を質問したところ、「ジョブ型雇用」に「肯定的である」と回答した人の割合は30.6%で、「メンバーシップ型雇用」の18.0%に大きな差をつけた。
それぞれの雇用システムに対するイメージを聞いたところ、「ジョブ型雇用」で見られたのは「専門性を活かせそう」「職務内容がはっきりと決まっているので働きやすく、やりがいを感じやすい」だった。一方、「メンバーシップ型雇用」では「知らなかった可能性が広がりそう」「いろいろな経験ができて多様なスキルを身につけられる」などの声が寄せられている。
今後転職するとしたら「ジョブ型雇用」で働きたいか尋ねると、54.8%が「働きたいと思う」と答えた。年代別に見ると、20代が59.6%、30代が52.0%、40代以上が54.3%とすべて過半数に達し、20代が最も高かった。理由は、「自分のスキルを活かせそうだから」(68.7%)が最も多く、「職務や目標が明確そうだから」(42.5%)、「勤務地や勤務時間を調整しやすそうだから」(39.6%)が続いた。
自分の仕事についてまったく知らない人(友人・知人など)に対し、自分の職務(自分に求められていること)について明確に理解し、説明できるかを尋ねると、80.0%が「できる」「どちらかといえばできる」と回答した。
職務内容について理解し伝えることが「できる・どちらかといえばできる」人と、「できない・どちらかといえばできない」人に分け、『やりがい』『会社に必要とされている感覚』『モチベーション』の3項目の回答を比較した。その結果、「できる・どちらかといえばできる」人が、「感じる(ある)・どちらかといえば感じる(ある)」と回答した割合は、『やりがい』が69.2%、『会社に必要とされている感覚』が69.7%、『モチベーション』が48.9%だった。
一方、「できない・どちらかといえばできない」人は、『やりがい』が24.2%、『会社に必要とされている感覚』が27.1%、『モチベーション』が15.7%で、3項目とも2倍以上の差がついている。

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