「働きがいのある会社」女性ランキング、1位はどこ?

2025年3月6日(木)19時30分 マイナビニュース


Great Place To Work Institute Japanは、2025年版 日本における「働きがいのある会社」女性ランキングを3月6日に発表。同調査は、2023年7月〜2024年9月の期間で657社を対象に行った。
大規模部門(1,000人以上)の1位は2年連続で「ディスコ (製造業)」が選ばれた。企業理念としての「DISCO VALUES」では、性別等の特定の属性による差別や評価をしないことを明記。また、基本姿勢はダイバーシティ研修を通じて多くの従業員に届けられており、職場における実践度合いについても定期的にきちんとモニターされているという。
2位は「アメリカン・エキスプレス(金融業,保険業)」(昨年度2位)、3位は「Hilton(宿泊業,飲食サービス業)」、4位は「SmartHR(サービス業、他に分類されないもの)」、5位は「ラクス(情報通信業)」となった。
中規模部門(100〜999人)の1位は、2年連続で「フロンティアホールディングス(不動産業,物品賃貸業)」が選ばれた。すべての従業員の幸福度を重視する価値観のもと、性別問わず多様なキャリアパスを実現できる環境が整備されている。また、全従業員が公平かつ意欲的に活躍できる職場風土が一層深化しているという。
2位「アチーブメント(学術研究,専門・技術サービス業)」(昨年度3位)、3位は「アトラエ(情報通信業)」、4位は「ユニオンシステム(情報通信業)」(昨年度4位)、5位は「ナハト(学術研究,専門・技術サービス業)」となっている。
小規模部門(25〜99人)の1位は「Mahalo(分類不能の産業)」となった。「女性の人生を輝かせ明るい未来を創る」というパーパスのもと、リーダーシップの発揮を促す制度や教育が充実。また、内発的動機づけを重視しながら、ライフプランや価値観にあわせたキャリア支援が存在している。
2位は昨年度1位の「イベント21(サービス業、他に分類されないもの)」、3位は「Legaseed(学術研究,専門・技術サービス業)」、4位は「ミギナナメウエ (サービス業、他に分類されないもの)」、5位は「Reaktor Japan(情報通信業)」となっている。
女性ランキング選出企業の従業員数 (一般従業員相当〜役員・経営幹部)における女性比率は、選出企業平均で約45%という結果に。
従業員規模別に見ると、大規模(1,000人以上)で約41%、中規模(100〜999人)で37%、小規模(25〜99人)で約56%となっている。
また、女性ランキング選出企業(15 社)の各調査設問(60問)に対する平均スコアを算出し、スコアが高い5項目を抽出。
1位は連帯感(この会社は、入社した人を歓迎する雰囲気がある)、2位は公正(この会社では、従業員は人種に関係なく正当に扱われている)、3位は信用(経営・管理者層は、誠実で倫理的に仕事を行っている)という結果に。次いで、公正(この会社の人は、裏工作や他人をひぼう中傷しないように心がけている)、誇り(この会社が提供している商品・サービスは、顧客に「優れている」と評価されていると思う)となっている。
このことから、女性ランキング選出企業は、良好な人間関係があり、全体的に立場に関係なく公平に扱われる職場環境であることがうかがえるという。さらに、「働きがい認定企業」の中でも、女性ランキング選出企業に見られる顕著な特徴を示すべく、「働きがい認定企業(全体)」と比較して平均スコア差が大きい項目を抽出。
1位は、信用(経営・管理者層は、仕事の割り当てや人の配置を適切に行っている)、2位は誇り(この会社の人たちは、仕事に行くことを楽しみにしている)、3位は尊重(この会社ならではの福利厚生やメリットがある)という結果に。4位は信用(経営・管理者層は、この会社に合った人を採用している)、5位は信用(経営・管理者層は、言うこととやることが一致している)となった。
これらのことから、「信用」に関連する項目での差が大きく、女性ランキング選出企業では、組織の方針やふるまいに対して、女性従業員からの「納得感」が得られている様子がうかがえる。

マイナビニュース

「女性」をもっと詳しく

「女性」のニュース

「女性」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ