年金をもらいながら、月収8万8000円のアルバイト。確定申告は必要?

2024年3月7日(木)20時30分 All About

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人も……。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:年金をもらいながら、月収8万8000円のアルバイトしている場合、確定申告は必要?

●編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。
「65歳で年金をもらいながら、月収8万8000円のアルバイトをしている場合、確定申告は必要か?」

A:一般的に年収75万円以上の場合は、確定申告が必要になります

年金を受給しながら、アルバイトをしてある程度収入を得ている人は、確定申告をする必要があります。年金収入は『雑所得』、アルバイト収入は『給与所得』として、課税対象になります。
ですが、年金には「確定申告不要制度」というものがあり、一般的には公的年金等の受給額が400万円以下、アルバイトで得た給与所得が20万円以下の場合は、確定申告は必要ありません。給与所得が年間20万円以下というのは、年収にすると75万円以下(年収75万円−給与所得控除55万円=所得20万円となるため)となります。
アルバイトの月収が8万8000円であれば、年収105万6000円ほどと、年収75万円以上になります。一般的には年収75万円以上であれば確定申告が必要となります。税務署に確認してみましょう。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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